なぜ、人はインターネットで誹謗中傷をするのでしょうか。
「インターネットの誹謗中傷」の根底にある要因をさまざまな角度から情報収集し、原因を分析します。
そして、根底からの問題解決を目指します。(不定期更新)
誹謗中傷白書
文化人類学者のルース・ベネディクトが古典的名著『菊と刀』で論じた通り、日本人は「恥」を気にする。
恥とは「周りからどう見られて評価されるか」である。自分が正しいことをしているかどうかの信念とは関係なく、「世間がそれをどう受け止めるか」を気にする傾向があるのだ。
これは現在に至るまで、深く日本人に染み込んだ考え方だ。他人にどう思われるかを気にして、「他人に嫌われないように」振る舞う。それを恐れるあまり、会話に参加できなくなり、自分を「コミュ障」だと思う。
(中略)
「これから得られるもの」よりも
「失うもの」に目が行きがちな日本人心理学では、「○○できる」というように「加算的」に物事を捉える傾向を「プロモーション志向」とよび、逆に「○○できない」と「減算的」に物事を捉える傾向を「プリベンション志向」と呼んでいる。
プロモーション志向かプリベンション志向かは、もちろん人によって違うし、状況によっても異なる。転職には慎重だが、ギャンブルでは大金を賭けるような人もいるだろう。しかし一般的には、日本人が米国人と比べてプリベンション志向であることは、心理学実験で証明されている。
引用元:ダイヤモンドオンライン
注目点は、『日本人は自分が正しいことをしているかどうかの信念とは関係なく、「世間がそれをどう受け止めるか」を気にする傾向がある』と、『日本人は減算的(マイナス)に物事を捉える傾向がある』です。
上記の引用以外にも、会社員が重視する「4つの利益」や、
「おれの知る限りでは、転職してもまたブラックに行くやつの方が多いな」などの項目も、目が離せない記事です。
転職サイトなど、口コミサイトに書かれている一見リアルな口コミも、
日本人にとっては減算的(マイナス)な考えを誘導してしまうきっかけとなる可能性が懸念されます。
インターネットは「情報収集ツール」のため、
「こんな口コミ、誰も信用しないだろう…」と思っていても、
意外なことに「インターネットに書かれているぐらいだから、きっと本当の情報に違いない」
と、信じ込んでしまう人が多い傾向があります。
労働者に対し、どうすれば少しでも加算的な部分に目を向けてもらえるのかを、
日ごろから考えておく必要がありそうです。
レビューサイト・口コミサイト・情報サイト対策について
商品・サービス・お店などの情報を掲載したレビューサイトや口コミサイトによる風評被害も近年増加しております。
商品を購入する際やサービスを利用する際、ユーザーは事前にインターネットを利用して情報得ることが
常識となってきており、過去の利用者や競合他社によるクレームや誹謗中傷などの悪評に対しては敏感に反応を示し、
強く印象に残ってしまいます。このような悪評は購入意欲の低下、顧客離れや売上減少の要因となるため早急な対応が
不可欠です。
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