通報受け対応したオペレーターの暴言が大炎上


アメリカで救助を求めた人に冷たい対応をとった緊急通報のオペレーターに非難の声が殺到し、炎上騒ぎへと発展している事例である。


通報受け対応したオペレーターの暴言が大炎上

問題発生の経緯

2019年8月24日の早朝、47歳の女性が新聞配達のため、米・アーカンソー州、フォートスミスの街を車で走っていたという。しかし連日の雨でアーカンソー川が氾濫し、女性の車はあっという間に洪水に巻き込まれてしまったそうだ。女性は車を脱出しようとしたが、水圧でドアを開けることができなかった。
女性は緊急通報用番号「911」に電話。その対応に当たったのが問題の女性オペレーターであったという。オペレーターは退職が決まっており、その日が最後の勤務だったそうだ。

警察が公開した音声によると、女性はまずオペレーターに、車が水没し出られないこと、水が車内に入り込み、生死に関わる深刻な状態にあることを伝えたようだ。
取り乱す女性に対し、オペレーターは「死にはしないわよ」と淡々と答えている。その後、オペレーターの指示で救助に向かった警察と消防が、なかなか女性の車を見つけられない中、音声のやりとりでオペレーターは女性に対し「なぜ車で水に飛び込むのよ」と女性と叱責。女性が泣きながら謝罪している声が残っている。

さらにその後もオペレーターは「なにを大騒ぎしてるのよ、少し黙りなさい」と一喝。「息ができない」と叫ぶ女性にオペレーターが「私に向かってそれだけ叫べたら、呼吸には問題ないわ」と言った後、女性の声は雑音に飲み込まれていったそうだ。22分間の2人の通話は「ああ、なんてこと、女性が溺れたわ」というオペレーターの声で終わっているという。そして女性の通報から58分後、ようやく救助隊が女性を発見したが、心肺停止状態。心肺蘇生を試みたが手遅れだったそうだ。

このニュースを受け、ネット上では批判コメントが殺到。炎上騒ぎとなっている。

情報拡散の経緯

問題となった発言が公開される。
この内容が、SNSで世界中に拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。

被害者側(炎上させられた側)の情報

現段階で地元警察は
「オペレーターの対応は女性を救うために努力した結果。女性が我々に正確な場所を伝えられなかったことが、救助できなかった原因だ」とコメントしている。

ネット上の反応

「必死で助けを求める人に、説教をするなんて考えられない」
「死に際にこんなひどい仕打ちを受けるなんて、女性がかわいそう」
「オペレーターの対応が問題ないっていう警察に問題がある」
「内部調査でしっかり責任を追及してもらいたい」
「オペレーターはあまり状況の深刻さに気づいてなかったんじゃないか?」
「女性のパニックを落ち着かせようと努力したのでは、それにしては威圧的で意地悪な口調だったけど」
などといったコメントが、世界中から投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

この騒動を受けて、フォートスミスの警察が「緊急通報を受けたオペレーターの対応が不適切だった可能性がある」として内部調査を開始したようだ。

参考URL

  • https://news.nicovideo.jp/watch/nw5884749?news_ref=watch_accessRank_nw5870341