ある飲食店が発注ミスで大量の鶏肉を仕入れたとSOSツイートをした所、「誤発注商法」ではないかと疑われ、炎上騒ぎへと発展してしまった事例である。
問題発生の経緯
「発注ミスで大量の鶏肉を仕入れてしまいました。助けてください」。ある飲食店が発信したこんなSOSツイートが、思わぬ炎上騒ぎに発展した。
騒動の発端になったのは、神戸市内にある鳥料理専門店の男性店主が2018年5月25日夜に投稿した次のツイートだ。
「盛大にやらかしてしまいました、、、、テーブル4席だけの狭いお店なのに発注ミスしてしまい鶏肉96キロ届きました 皆さん食べに来てもらえるとありがたいです」
その上で店主は、通常は税込2700円で提供している食べ飲み放題コースを、注文ミスを受けて500円割引にすると告知。「やばい」「助けてください」とも続け、フォロワーらにSOSを発信した。
この投稿はネット上で大きな注目を集め、店主の元には「ぜひ行きたい」「拡散協力します」などと激励のリプライが殺到。その後、店主は2018年5月27日夜に「何とか解決出来そうです!!」と報告し、「ご来店頂いた方、拡散してくれた方には感謝しかありません。人と人との繋がり優しさに感動しました」
と感謝。フォロワーらへのお礼のため、500円割引での販売は2018年6月末まで続けるとも呼び掛けていた。
ところが、この数時間後に事態は急変する。店主が「誤発注」したという説明に疑念を抱いた一部のユーザーから、「誤発注を装ったキャンペーンではないか」「人の良心を踏みにじるような炎上商法はやめましょう」といった指摘が上がり始めたのだ。
疑問が浮上した理由は、間違えて仕入れた鶏肉が「冷凍」の品だったためだ。これに、食品関連の仕事をしているというTwitterユーザーが「冷凍の鶏肉は1年以上は日持ちする」などと指摘したことを発端に、店の説明を疑い始めるユーザーが続出。その後、一部のまとめサイトなどには、この店主が「大量誤発注を偽った炎上商法」を行ったと断定する記事が掲載され、炎上騒ぎへと発展してしまった。
情報拡散の経緯
大量ミス仕入れで「SOSツイート」。
この投稿が、Twitterなどで拡散。
とあるTwitterユーザーが、「冷凍の鶏肉は1年以上は日持ちする」などと指摘。
この指摘が、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到し、炎上騒ぎへと発展してしまった。
被害者側(炎上させられた側)の情報
店主は2018年5月29日昼に更新したTwitterで言及。ネット上に噴出した疑惑について、細かく反論を加えている。
ネット上の反応
「誤発注を装ったキャンペーンではないか」
「人の良心を踏みにじるような炎上商法はやめましょう」
「一ロット24キロ 値段も見ないで買うかね?」
「誰かが思い込みで悪意のある書き込みをすると、それに同調し加担していく人がいるから、SNSって怖いな。」
「協力して行った人は500円安くて飲食できたわけでしょう?行ってなくて騒いでる人は迷惑」
など様々なコメントが多数投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
店主によれば、イタズラ目的とみられる電話が店に相次いでいるほか、個人で使っているウェブサービスに第三者がログインを試みた旨を伝えるメールも届くなど、現実にも被害が出始めているという。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/14785846/
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