ユニリーバが展開する製品ブランドDoveが、シャワージェル広告で、黒人女性が服を着替えると白人女性に切り変わるという広告をFacebookに掲載し批判が殺到。炎上騒ぎへと発展している事例である。
問題発生の経緯
英・オランダ系日用品メーカーのユニリーバが展開する製品ブランドDoveは、SNS、Facebookに掲載した広告が人種差別だとしてインターネット上で多くの非難を浴びた。
対象となったシャワージェル広告では、黒人女性が服を着替えると白人女性に切り変わるという様子が映っている。
この広告を目にしたのは、米国のメイクアップアーティストNaomi Blakeさん。彼女は自身のFacebookで、広告は米国における黒人に対する本当の見方を示したものだとして批判した。
Naythemuaさんは「アメリカが黒人に対して考えていること、私たちを肌の色で評価していること。この国では、これが美の評価基準なの」とコメントを記した。
Doveブランドは批判を受けて謝罪したもののSNSユーザーは説明に納得していない。TwitterユーザーのTrisha_Batemanさんは「いや違うでしょう、Dove、広告は間違って解釈されたわけじゃない。これは、黒人女性は汚れているという明らかな見方よ」とつぶやいた。
情報拡散の経緯
DoveがFacebookに広告を掲載。
黒人女性が服を着替えると白人女性に切り変わるという内容。
この広告を見たメイクアップアーティストがFacebook上で批判。
彼女の投稿は1万人以上がシェアをし拡散。
批判コメントが殺到し、炎上。
騒動を受けて謝罪をする。
しかし、謝罪内容に対して論点がずれているとさらに炎上。
加害者側(炎上させた側)の情報
Doveブランドは批判を受けて謝罪したものの、彼女の投稿は1万人以上がシェアをする騒ぎとなった。同ブランドは、肌の色の異なる女性に対して同じ見方であることを示したかったが、正しく受け止められなかったと説明。「(広告が)誰かを傷つけてしまったのであれば、大変遺憾」とのコメントを発表した。
ネット上の反応
このニュースを見た日本ユーザーは、
「出演してる黒人女性は何も思わないのか?」
「これはダメだろ」
「わざとやってんだよ」
「制作した側の誰一人問題になるとは思わなかったのが凄い」
といったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
ネットでは、同ブランドが過去にも同じ趣旨の宣伝をしていたことが取り上げられた。
2011年の広告では肌の色合いの異なる3人の女性がシャワーを浴びる前後で比較されていた。肌の色が最も濃い女性は「シャワー前」、逆に薄い女性は「シャワー後」として示されていた。
参考URL
- https://jp.sputniknews.com/life/201710094164285/
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