ニベア化粧品が、海外で打ち出した「白は純潔」との広告フレーズが「人種差別的だ」と批判が相次ぎ、ネットで炎上している事例である。
問題発生の経緯
日本でも愛用者が多いニベア化粧品は、ドイツのバイヤスドルフ社が生み出した製品だ。
青いパッケージと真っ白なクリームがトレードマークとなっているニベアが、海外で打ち出した「白は純潔」との広告フレーズが「人種差別的だ」とネットで炎上!
ネットユーザー多数からクレームを受け、謝罪する事態に至ったというのである。
海外のネットで炎上する結果となったニベアの広告は、”目に見えない”を意味する「Invisible」と名付けられた制汗剤で、ニベアの中東公式Facebookページに掲載されたものだ。広告フレーズに使用された「White Is Purity:白は純潔」の ”白” とは同社のトレードマークとなっている白い製品のことで、もちろん人種を意味している訳ではない。
しかし、英語圏の国ではホワイトやブラック、ブラウンという色を表す言葉は、適切に使用しないと「人種差別的だ」と叩かれてしまう繊細な単語でもある。
そんななか、いくら白を基調にした商品を扱っているとはいえ、「ホワイト という言葉を全面に打ち出した広告を掲げるとは配慮に欠けている」という見方をするネットユーザーが多かったようだ。
情報拡散の経緯
ニベア化粧品の広告フレーズが話題に。
Facebookページに「白は純潔」とのフレーズを投稿。
この投稿がSNS等で拡散される。
このフレーズが「人種差別的だ」と批判が相次ぎ炎上。
ニベア化粧品が謝罪をする。
被害者側(炎上させられた側)の情報
ネットで物議を醸したことに関して、直ちにニベアの広報担当者が声明を発表。
「この広告で気分を害した人々に心よりお詫びを申し上げます。広告が誤解を招くと判断し、早急に削除致しました」と、同社は人種の多様性を支持していると謝罪している。
ネット上の反応
このニュースに対して日本では
「世の中おかしすぎる 「白は純潔」といっただけで、差別?」
「我が国では信じられない様な心の狭い暇人達がいるんですね海外には。」
「色と人種を無理に繋げすぎる」
といったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
2011年にもニベアは、人種差別を彷彿とさせる広告が問題となったことがある。
アフリカ系男性が、アフロヘアの男性の人形の頭を投げようとしている広告には、「Re-Civilize Yourself:自身を洗練しろ」とのキャッチフレーズが使用されていたのだ。
その際にも、「将来、同じ間違いを犯さないように務めます」と謝罪していたのだが、またもや同じような事態を招いてしまったようだ。
参考URL
- http://rocketnews24.com/2017/04/11/886134/
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