軽トラの荷台で檻に入った黒人女性の写真を、農場労働者の団体がFacebookに投稿した所、批判が殺到し炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
東ケープ州クラドック近くで撮影されたこの写真を、農場労働者の団体が2017年1月19日Facebookに投稿し、ソーシャルメディア上で大反響が起こった。
「黒人女性を家畜のように檻に閉じ込め、トラックの荷台に載せて運ぶなんて、運転手はレイシスト(人種差別主義者)の白人に違いない」という思い込みから、南アフリカのFacebookやTwitterなどで怒りの投稿、コメントの嵐が吹き荒れたのだ。
女性はリンダ・スティアンカンプさん。無職。クラドックから60キロ離れた農場に住み込みで働くボーイフレンドと一緒に暮らす。現在3人目の子供を身ごもっている。
2017年1月17日、クラドックの診療所に行かなければならなかったところ、たまたま農場を訪れていたヨハン・エラスムスさんが自分の車で連れて行ってくれた。助手席に座ることを薦められたが、トラックの荷台に乗ることには慣れていたし、とても暑い日だったので、荷台の方が風に吹かれて涼しいだろうと思い、自分で荷台に乗り込んだ、という。
ヨハンさんは農場経営者。荷台にはたまたま、子羊の体重を量る時に使う囲いが載せてあった。リンダさんは荷台の真ん中に陣取っている囲いの中に自分で入った。
「困っている人を助けようとしただけなのに、レイシストと非難されて困っている」とヨハンさんはコメントしている。
情報拡散の経緯
農場労働者の団体がFacebookに投稿した写真が炎上。
車の荷台に乗った檻に入った黒人女性を写したも。
この写真がSNSで拡散され、人種差別といった批判が殺到。
女性は「自分から荷台に乗り檻に入った」といい、炎上に困惑しているという。
ネット上の反応
このニュースに対して、日本では
「何にでも叩きたいやつがいるもの。今どきあらゆることに通じる戒め。」
「今の時代、檻の中に入れて運ぶのはないわ。」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
当事者ふたりの証言にも関わらず、非難の声は収まらない。荷台に乗せること自体、また進んで荷台に乗ること自体が、人種差別的関係の表れというのだ。
「荷台の方が暑いに決まっている」とか、「進んで檻に入るわけがない」という、想像に基づいた断定的意見もTwitter上で数多くあった。
参考URL
- http://blogos.com/article/206727/
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