政界進出の潘基文氏、ネットで連日炎上


韓国次期大統領選の有力候補の一人として注目を集める潘基文前国連事務総長が、連日ネット上で批判を浴び、炎上している事例である。



問題発生の経緯

2017年1月17日にネット上を騒がせたのは、潘氏が2017年1月14日に故郷である忠清北道・陰城で父親の墓参りをする姿を収めた12秒の動画だった。潘氏が墓に向かって頭を下げた後、ひざまずいて杯を受け取り、飲福(祭祀を終えた後に供え物を分けて飲食すること)をする姿が映っている。この動画はSNSを通じて急速に広がり、一部のオンラインメディアは「墓に振りかける『退酒』をそのまま飲んだ」と報じた。これに対し「基本マナーも知らない人」「やることなすことぎこちなく、お粗末だ」といった批判のコメントが相次いだ。

潘氏はこれに先立ち、帰国日には空港のコンビニでフランス産のミネラルウオーターを買おうとし、補佐官のアドバイスを受けて韓国産のものに取り替える姿、空港鉄道の券売機で乗車券を購入する際に1万ウォン(約970円)札2枚を重ねて入れようとした姿が物議を醸した。

情報拡散の経緯

潘基文氏の墓参り姿の動画がネット上に公開。
この動画がSNSで拡散される。
一部のネットユーザーが、「墓に振りかける『退酒』をそのまま飲んだ」とコメント。
このコメントも拡散され、批判が殺到。
炎上騒ぎとなっている。

被害者側(炎上させられた側)の情報

ネット上に拡散した動画は飲福の場面だけを切り取って編集したものだ。
潘氏側は「悪意のある攻撃は非常に遺憾だ」とし「祭礼は地域ごとに慣習が異なる。潘氏は家の慣例に従って行った」と伝えた。

ネット上の反応

このニュースに対して、日本では
「保守側はどこの国でも大変」
「国連の時も随分だったし元からだろ」
「ここはゆっくり高見の見物!」
「どうでもいい揚げ足取りも多いっぽくて多少同情した」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

潘氏が書いた芳名録も波紋を呼んだ。2017年1月13日に国立ソウル顕忠院(国立墓地)で芳名録を作成した際、準備していたメモを見ながら書き写したことで「カンニング」との批判が出ており、連日炎上騒ぎとなっている。

参考URL

  • http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/18/2017011800972.html