経済連会長「賃上げしているのに個人消費が伸びない」発言にネット上で物議


日本経団連の榊原定征会長が新年祝賀パーティーの記者会見で発した一言が、ネット上で批判を浴びている事例である。


経済連会長「賃上げしているのに個人消費が伸びない」発言にネット上で物議

問題発生の経緯

経団連サイトによると、同パーティーは日本・東京商工会議所、経済同友会と共同で開催。各団体の会員企業代表者や麻生太郎副総理・財務大臣をはじめ、政治家や大使館関係者ら約1800人が出席した。

榊原会長はパーティー後の記者会見で、2017年1月17日に発表予定の経労委報告の内容を紹介。これまで3年続けてきた賃金引き上げを今年も継続するべきだとしたうえで、「過去3年賃金引上げを続けているにも係らず個人消費が伸びていない実態についても分析し、対応すべきである」とした。

その上で、「国民の将来不安や子育て世帯の教育費負担、消費者の節約志向といった点に何ら手をつけないままでは、経済界が賃金引上げに取り組んでも消費は拡大しない」とも述べたという。

賃上げだけではなく、国の対応も不可欠ということだが、これに対しネットでは「誰のせいだと思ってるんだ」という怒りの声が相次いでいる。

情報拡散の経緯

日本経団連の榊原定征会長の発言が物議を醸している。
「賃上げしているのに個人消費が伸びない」と発言をした。
この発言がSNSや掲示板等で拡散される。
「誰のせいだと思ってるんだ」という怒りの声が相次ぐ。

ネット上の反応

「経団連ってわざと日本を不況にしてるようにしか見えない」
「大企業が賃上げしても、その分下請けを締め付ければ個人消費が伸びるはずがない」
「賃上げって最低賃金の時給が数十円上がっただけだろ」
「先に物価を上げたのが悪い」
などといった様々なコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

経済学者の田中秀臣氏がTwitterで「その過去三年がちょうど消費増税に重なることをこの榊原経団連会長はまったくスルーしてますね。本当にひどい欺瞞の持ち主だ」と投稿している。

参考URL

  • https://news.careerconnection.jp/?p=30116&page=2
  • http://www.yukawanet.com/archives/5161568.html