被災地取材で「少女をどかした」との批判に反論 報道局が再炎上


2016年4月21日の『ミヤネ屋』で記者が被災地の少女を雨の中に追いやった映像が映しだされ批判が殺到、炎上騒ぎに発展した。その後、報道局が反論のコメントを出した所、更に炎上してしまった事例である。


被災地取材で「少女をどかした」との批判に反論 報道局が再炎上

問題発生の経緯

2016年4月21日放送の『ミヤネ屋』では、今回の地震で大きな被害を受けた熊本県益城町の避難所の様子が中継された。番組では、強い雨が降っている中、KKTのアナウンサーが焼き芋の炊き出しを行う男性を取材することに。その際に、男性の手前にいた少女2人を、アナウンサーが、屋根のない場所に「手で追いやった」ようにも見える場面が生中継された。左手が少女らに触れているようにも見える。

その後、雨で濡れた少女2人(うち、ひとりは傘を持っているが、さしておらず)の姿が映されると、ネット上では「アナウンサーが少女を無理に雨の中へ押しやった」として、非難する声が次々と上がった。

こうした批判を受け、KKTは2016年4月22日、公式サイト上でコメントを発表。少女2人はインタビューが始まったので「自発的に退いた」と説明。また、視聴者からの指摘を受け、同じアナウンサーを再度派遣して経緯を説明したところ、少女2人には「どかされたという自覚がなかった」ことが分かったとも続けた。
最終的には、「アナウンサーが焼き芋の炊き出しを邪魔したり、無理に雨の中に出したりした事実はなかったと判断しています」と結論付けた。その上で、「この映像が視聴者の方々に不快な思いをさせたとすれば、お詫び申し上げます」とした。

KKTが発表したコメントに対し、ネット上では「言い訳してるだけ」といった批判が続出した。

情報拡散の経緯

被災地の番組が放送される。
その時の中継で、被災地の少女を雨の中に追いやった映像が放送される。
批判の声が殺到し炎上騒ぎに。
それに対して、反論コメントを出す。
更に炎上することに。

被害者側(炎上させられた側)の情報

KKTの報道局幹部は2016年4月23日のJ-CASTニュースの取材に対し、
「インターネット上で『謝罪になっていない』との批判が上がっていることは知っています。ですが、本人たちが『謝罪はいらない』と言っている以上、我々は誰に向けて謝罪すればいいんですか?」と話す。

ネット上の反応

「本人目の前にして子どもが『退かされた』って言えるワケない」
「言い訳にすらなってない。子どもを雨ざらしにしたのは変わりないし、退かざるを得ない状況にしたんだろ」
「アナウンサーが手でどかしているように見えるんだけど、テレビ局ではあれを『自発的に退いた』と言うのか」
といったコメントが投稿される。

結果(その後もしくは現状)

少女とその親族から「謝る必要などない」「気にせず仕事に戻って」と言われたため、本人の意思を尊重し、「あえて謝罪の形はとらなかった」と説明した。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/11448738/