所得別の栄養調査をした厚生労働省のコメントが、18世紀のフランス王妃マリー・アントワネットの言葉とされる「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」に通じるインパクトがあると、ネット上で話題になっている事例である。
問題発生の経緯
厚労省は2015年12月9日、2014年の国民健康・栄養調査を発表した。所得別に栄養状態を分析したところ、所得が低い家庭は、高い家庭に比べて食事が米やパンなどの穀物に偏っていて、栄養バランスが欠けている傾向が出ていた。
時事ドットコムによると、今回の調査は2014年11月に実施した。全国約3600世帯の回答を元に集計したもので、食べている品目を詳しく尋ねて、所得と食生活の関係を調べたのは初めてだという。
NHKニュースでは、今回の統計について厚生労働省のコメントを以下のように報じている。
「厚生労働省は「所得が低い人は栄養バランスのよい食事をとる余裕がなくなっているのではないか。食事の内容を見直すなど健康への関心を高めてほしい」と話しています。」
このコメントが、ネット上で非常に話題になっている。マリー・アントワネットの言葉として伝わる「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」というフレーズを例に出して、「200年ぶり更新するすごい名言」などと評する声が挙がっている。
情報拡散の経緯
NHKニュースで放送される。
SNSで内容が拡散。
ネット上で話題になる。
ネット上の反応
「現代版マリー・アントワネットだよコレ…。」
「フランスだったら革命が起きてるぞコレ。」
「持たざる者を煽る文章としてこれ以上ないであろう後世に残る名文」
といった意見が上がる。
結果(その後もしくは現状)
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」という言葉は、実際にはマリー・アントワネットが発言したことを示す記録はない。とのこと。
参考URL
- http://www.huffingtonpost.jp/2015/12/14/japan-health-marie_n_8802310.html
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