10月6日、地元紙「タイラット」で、ある有名芸能人のSNSへの投稿が「ステルスマーケティングではないのか」とクレームをつけたという騒動が報道され、ネット上で炎上している事例である。
問題発生の経緯
地元紙『タイラット』で、ある有名芸能人のSNSへの投稿をめぐる騒動が報道された。同紙によれば、その芸能人はタイの有名ビールであるチャン・ビールを飲んでいる写真を、インスタグラムにアップ。それに対し、ライバル社のシンハー関係者が「ステルスマーケティングではないのか」と、自身のフェイスブックでクレームをつけたというのだ。
これを発端に、タイのネット住民が炎上。同様の事例を次々と見つけ、疑わしき約30名のタレントを掲載した。同紙の調べでは、芸能人のSNSへの投稿で支払われるギャラは、インスタグラムの場合、フォロワーが10万人以上で3万5000B、20万人以上で4万5000B。人気女優、アム・パッチャラパーや、俳優のボーイ・パコーンのように、100万人以上のフォロワーがいる場合、その金額は8万Bを超えるそうだ。1枚の写真を投稿するだけで得られる高額なギャラは、オイシイの一言。
ちなみに日本では、ステマは景品表示法の不当表示にあたるとされ、違法となる場合もある。あまりの騒動に、保健省は7人の芸能人を呼び出し、事情を聞いた。
ステマ自体はマーケティング手法の一つで、タイの芸能界ではごく当たり前に行われているもの。だが、問題は別にあった。同省のサマーン・フータクーン氏は、「アルコール規制法に抵触する可能性がある」と呼び出した理由を説明。
タイでは「飲酒を誘導するようなアルコール飲料の名称や商標を、宣伝や展示に使用してはならない」(アルコール規制法第32条)という法律があり、法に抵触しているのであれば、1年以下の懲役、あるいは50万B以下の罰金を科せられることもある(同第43条)。
情報拡散の経緯
騒動がニュースで取り上げられる。
ネット住民が、タレントのSNSを調べあげる。
疑いをかけられたタレントの名前を公表。
その中のタレントが事情聴取される。
結果(その後もしくは現状)
タレントさん二人は警察の事情聴取で依頼をされて写真を掲載してことを認めましたが、報酬はもらっていない。
参考URL
- https://www.digima-news.com/20151021_1450
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