SF映画監督ニール・ブロムカンプの最新作『チャッピー』をめぐって、2015年9月18日にBlu-ray・DVDソフトを発売することになったが、またしても国内配給元のソニー・ピクチャーズに批判が殺到している事例である。
問題発生の経緯
2015年5月23日に公開されることになっていた『チャッピー』。だが、この国内ロードショー直前になってソニーは「より多く幅広い層のお客様にご覧になっていただくため」として、同作を一部カット編集して公開することを発表。
さらに問題視されたのが、このカット編集をソニーが「監督の賛同を得た上で」としていたが、監督が「私は何も聞いていない、確認してみる」などと返答したことから、「ソニーが勝手にカットした」という批判が殺到していた。
そんな『チャッピー』だが、今月24日、ソニーは9月18日にBlu-ray・DVDソフトを発売することを発表。
このソフトはアメリカ劇場公開と同様の本編つまりノーカット完全版で発売することになり、劇場でカット編集版、ソフトで完全版、という事実上のカット商法となって再度批判を浴びる。
被害者側(炎上させられた側)の情報
また発表の中で、「監督の賛同を得た上で」カットしたとしていた劇場公開版の編集については「具体的なシーンについて監督の直接の賛同を得ておりませんでした」と前言を翻した。
ネット上の反応
「なぜ今になるまで発表、謝罪をしなかったのですか?」
「宣伝以外に理由はありますか?」
「劇場公開が終了してソフトの発売予定が出たタイミングで、やっと声明を出すなんて不義理すぎやしませんかね。」
「有料鑑賞した人間をバカにしている。」
といった批判が多数。
結果(その後もしくは現状)
アメリカでは最終編集権は監督ではなく配給元にある(事が多い)ため、ソニー・ピクチャーズとブロムカンプ氏との間で認識のズレがあった可能性がある、としている。
参考URL
- http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/cyzo_20150724_690571
- http://blog.livedoor.jp/foreign_figure/archives/1035056428.html
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