中国のとあるレストランで食事をしていた夫婦の鍋から、死んだネズミが見つかった。妻が妊娠していることを店のスタッフに伝えると、「心配なら中絶すればいい」と発言し批判が殺到。炎上騒ぎへと発展している事例である。
問題発生の経緯
2018年9月6日、山東省イ坊市にある呷哺呷哺で食事をしていた夫婦の鍋から、死んだネズミが見つかった。死骸は箸でつかめるほどの大きさだったが、夫婦は鍋に具を入れてすでに食事を始めており、店のスタッフに不満をぶちまけた。
夫のMa氏は妻が妊娠していることを店のスタッフに伝えると、店側は夫婦に5,000元(約81,000円)を支払うことを申し出た。これに対しMa氏は、「病院を訪ねて赤ちゃんに問題がないことを確認し、全ての支払いが済んでから金額の交渉を行いたい」と訴え、この申し出を断った。
さらにMa氏は、店のマネージャーから「そんなにお腹の赤ちゃんが気になるなら、20,000元(約32万円)を渡すから中絶すればいい」とも言われ、なんとも後味の悪い思いで店をあとにした。
夫婦はその後、呷哺呷哺の火鍋から小さなネズミを箸でつまみ出す様子をSNSに投稿したが、これをユーザーが放っておくわけがなかった。中国最大のSNS『Weibo(ウェイボー)』には批判コメントが殺到。大炎上となってしまった。
情報拡散の経緯
鍋料理の中に鼠の死骸。
その時の動画と店員とのやり取りをSNSに投稿。
この動画が、拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。
騒動を受けて、事件直後に店の立ち入り調査。
衛生管理に不備があるとして営業停止を命じられている。
ネット上の反応
中国のユーザー達からは、
「お気に入りのレストランだったのに、もう2度と行かないわ」
「清潔にしている印象があったけど、がっかりよ」
「もう食べてしまったわけしょう。ゾッとするわ」
「お金を払えばいいって問題じゃないでしょう」
「もし赤ちゃんに何かあったら、どうするつもりなの。人の命がたったの20,000元ってこと?」
「従業員の教育はどうなっているの?」
などといったコメントが多数投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
またこれを受けて2018年9月11日には呷哺呷哺の株価が一時12%も下降、時価総額は1億9千万ドル(約213億円)も減少してしまった。
参考URL
- https://news.nifty.com/article/entame/12239/12239-089678/
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