妊娠中の避妊めぐり「誤解招く表現」でパンパースが謝罪


おむつブランド『パンパース』公式サイトに、妊娠中の性行為について「避妊について考える必要がない」と記載されていたことで、ネット上で物議を醸している事例である。



問題発生の経緯

『パンパース』公式サイト上には、妊娠や出産にまつわる疑問に回答するQ&Aコーナーがある。問題の記述は、同コーナー内の「セックスしても大丈夫なの?」と題したページに掲載されていたものだ。ページの冒頭では、妊娠中の性行為を不安に感じるカップルに向けて、「安心してください。妊娠経過が正常で合併症もなければ、セックスは安全です」との呼びかけが。その上で、「妊娠中のセックスの楽しみとは?」という質問に対して、「妊娠中のセックスのすばらしい点の1つは、避妊について考える必要がないということです!」と回答。
「まじめな話、多くの女性がこのことに解放感を感じ、妊娠前よりセックスを楽しんでいます」とも記していた。

こうした記述は、あるTwitterユーザーが2018年5月8日に紹介したことでネット上の注目を集めることに。
投稿のリプライ(返信)欄などには、上記の文章が「妊娠中の性行為は避妊具が不要」といった誤解を招きかねないとして、『パンパース』に対して批判が殺到していた。

情報拡散の経緯

あるTwitterユーザーが『パンパース』公式サイトの文面を投稿。
この投稿が、Twitterや掲示板等で拡散。
『パンパース』に対して批判が相次ぐ。
騒動を受けて、問題のページを公開停止。
広報担当者が謝罪をした。

被害者側(炎上させられた側)の情報

広報担当者は2018年5月10日、取材に対して「当該記事の掲載にあたって、誤解を招く表現やご不快な思いを与える表現が含まれていないかについて、確認および配慮が足らなかったと思っています」と謝罪した。

ネット上の反応

「ひくわーパンパース…最低」
「「誤解を招く発言」って便利な発言だよね」
「妊娠の心配は不要かもしれんが性感染症の心配はするべきだろ」
「企業も国会議員並みの言い訳、何故素直に謝罪できないのだろうか?」
「何言ってんのパンパース」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

担当者によれば、消費者からの問い合わせを受けて、該当のページは2018年5月9日に公開を停止。
記載内容の修正を行った上で掲載を再開する予定としたが、その時期については「現時点では未定」という。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/14696955/