中国人男性2人が、南京市にある中山陵と総統府で、旧日本軍のコスプレをして写真を撮影し、ネット上に投稿し炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
中国では反日感情の強い人が少なくないが、最近では「親日」や、日本をよく理解しているという意味の「知日」家も増えている。さらには、日本に媚びる「媚日(びにち)」と呼ばれる人もいるようだ。しかし、「親日」や「媚日」の人は中国では何かと生きづらいようで、中国メディアの観察者は2018年2月24日、旧日本軍のコスプレをした過激な媚日派の中国人が、中国国民からの制裁を受けたと伝える記事を掲載した。
この事件は中国人男性2人が2018年2月23日、南京市にある中山陵と総統府で、旧日本軍のコスプレをして写真を撮影し、ネット上に投稿したというもの。中山陵は孫文の墓で、総統府はいまでは近代史博物館になっている。どちらも抗日戦争に関連する場所であるため、中国人の感情を逆なでしたのは想像に難くない。
結局、この男性2人は治安管理処罰法に基づき、15日間の行政拘留処分を受けたという。しかし、記事によるとネット上で炎上したため、彼らの受けた「罰」はそれにとどまらず、「人肉捜索」、つまり、個人情報が特定されたうえに晒し者にされ、ネット上だけでなく現実の世界でも問題が生じる事態となったと伝えた。
情報拡散の経緯
旧日本軍のコスプレ写真をネットに投稿。
この写真が、SNS等で拡散。
批判が殺到し、炎上。
この騒動で、個人情報が特定され15日間の行政拘留処分を受ける。
ネット上の反応
このニュースを見た日本ユーザーからは、
「当人達は日本に媚びてるつもりかも知れないけど、それ全然違うから」
「こんなので逮捕されるような国には、うっかり旅行にも行けないね」
「親日は殺すぞっていう警告のフェイクニュースか」
「やるなと言われるとやりたくなる人間はどこにでもいるもんだな」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
日本にも個人情報に関わる問題はあるが、中国の「人肉捜索」はその比ではない。元々プライバシーという概念のあまりない中国では、自分の写真や住所、電話番号などをネット上に公開していることが多く、「人肉捜索」が容易であることも関係している。
参考URL
- http://news.searchina.net/id/1654281?page=1
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