青木ケ原樹海の自殺遺体動画を投稿した米人気YouTuberが大炎上


米人気YouTuberのローガン・ポールさんが富士山麓の樹海で自殺者の遺体とみられるものを撮影した動画をYouTubeに投稿し大炎上となっている事例である。



問題発生の経緯

ポールさんが2017年12月31日に投稿した動画には、富士山麓の青木ケ原樹海を友人らと歩く様子が撮影されていた。ポールさんは、この樹海を自殺の場所に選ぶ人たちがいることは知っていたようだが、実際に自殺者の遺体とみられるものが木から吊り下がっているのを発見して驚いている。

動画は既にポールさんのYouTubeチャンネルから削除されているが、メディアの報道によれば、削除されるまでに600万回ほど視聴されたという。ポールさんの公認YouTubeチャンネルには1500万人以上が登録している。3日現在、ポールさんのYouTubeチャンネル自体は視聴可能な状態にある。

この動画はその後大炎上し、ポールさんの動画での態度が「ふざけていて敬意に欠ける」といった批判が相次ぎ、最初に発表した謝罪文についても「不十分」との批判が噴出した。

情報拡散の経緯

自殺遺体動画を投稿。
この動画は、600万回ほど視聴される。
批判コメントが殺到し炎上。
騒動を受けて、動画を削除。
謝罪動画を投稿する。

加害者側(炎上させた側)の情報

その後ポールさんは2日遅くに、YouTubeとTwitterに謝罪動画をアップロード。「許してもらえるとは思わないが、それでも謝罪したい」と神妙な面持ちで反省の意を表し、撮影時の状況について「僕たちはどう反応したらよいものか分からず、気持ちの整理がつかなかった」と説明している。

さらにポールさんは「インターネットユーザーやこの動画を見た全ての人たち、心の病やうつ病で苦しむ人たちに謝罪したい。そして何より、ご遺体の本人とご家族の皆さんに謝罪したい」と続けている。

ネット上の反応

このニュースを見た日本ユーザーからは、
「人の死をネタにしてたの腹立たしかった。」
「こいつアップする前に世界中に見られる遺族の方の気持ちを何も考えなかったのだろうか。」
「ユーチューバーの行動は許せないけれど、日本が自殺率の高い国というのは不名誉なこと。」
「人種が変わってもサイトが変わってもやること同じなんだなと」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

YouTubeは今回の件を受けて声明を発表し、「YouTubeは扇情的で敬意に欠ける暴力的コンテンツの投稿をポリシーで禁じている」と説明。
「この動画に映された方のご家族にご同情申し上げます」とコメントしている。

参考URL

  • http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/04/news016.html