大宮の風俗店火災で被害者を実名報道 NHKなどに批判殺到


大宮区の風俗ビル火災の被害者を、NHKなどは実名で報道したことで、批判が殺到。ネット上で炎上騒ぎへと発展している事例である。



問題発生の経緯

2017年12月17日に埼玉県さいたま市・大宮駅前の風俗ビルで発生した火災は、男女4人の犠牲者を出した。そのうち3人の身元が2017年12月19日に判明。本紙が確認できた範囲ではNHKの「首都圏ネットワーク」、TBS系「Nスタ」、産経新聞が3人の実名を報じた。その他のメディアは「埼玉県志木市の女性(29)」などと匿名表記だった。

現場ビルにはソープランドが入っており、亡くなった男女は従業員と客とみられている。
ネット上では実名報道による故人のプライバシー侵害を指摘する声が殺到。なかでもヤリ玉に挙げられたのがNHKだ。同局はウェブ版でも「埼玉ビル火災 死亡した3人の身元判明」と題し、3人の実名を報道。しばらくして当該記事を削除した。

情報拡散の経緯

大宮区の風俗ビル火災の被害者を実名で報道。
この報道が、SNSや掲示板等で拡散。
故人のプライバシー侵害を指摘する声が殺到。
炎上騒ぎへと発展。

加害者側(炎上させた側)の情報

NHK広報は「事件、事故の報道は、真相や背景に迫り、国民の知る権利に応えるため、実名報道を原則としています。一方で、事件や事故の内容によっては、当事者のプライバシーや名誉に配慮して様々な対応を取っています」と説明。

ウェブ版削除の理由はボカしたが、拡散の恐れがあるネットで記事を配信したことに批判が相次いだためと思われる。

ネット上の反応

「全く 人としての心が感じられない 。自分の身内だったとしても実名報道するのか?」
「何も悪い事をした訳でもないのに。故人や遺族が可哀想だ。」
「ソープランドで火災で死んだと言う事は、その家族、学校、職場で恥ずかしい事だろう」
「NHKって無神経だなぁ」
「これからはNHK職員の犯罪は全て実名でお願いします」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

2017年10月に神奈川県座間市で起きた“頭部9遺体事件”も遺族から実名報道を控えるよう報道機関に要請があったにもかかわらず、大半の新聞・テレビが9人の実名や顔写真を報じ批判が相次いでいた。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/14060874/