韓国のコンビニ店主の行動にネットで批判


韓国のコンビニで、店員が1枚2円のビニール袋を盗んだ疑いで通報されたというニュースが報道され、ネット上では、店主への非難が相次いでいる事例である。



問題発生の経緯

2017年12月11日、韓国中部の忠清北道清州にあるコンビニエンスストアで、アルバイト店員が窃盗の疑いで警察に通報された。店員が盗んだもの、それは商品を入れる1枚20ウォン(約2円)のビニール袋だった。韓国・国民日報など複数のメディアが報じた。

清州の地元警察は同日、コンビニでビニール袋を盗んだ疑いでアルバイトの女を書類送検したと発表した。同店の店主から「ビニール袋50枚(100円相当)を盗んでいるところを防犯カメラで確認した」との通報を受け、店員がビニール袋1枚を持ち出す場面を警察が確認。その後、自宅にいた店員の女を連行した。

警察の調べに対し、女は店のビニール袋2枚を持ち出した事実を認めたという。しかし、購入した商品を入れるために2回使用しただけとして、「50枚ではない」と主張している。
その後の調べで、事件発生前、賃金支払いをめぐり女と店主がもめていたことが判明した。

2017年12月9日のメールのやりとりで、女は「最低賃金すらくれないのに、給料日を守らないのはよくない」とし「私のミスで壊れたものはバイト代から差し引いて、最低時給に合わせて賃金を送ってください」と要請していたのだ。これに対し、店主は「見習い適用の原則通りに支給。ビニールなどを計算もせずに無断で使用。陳列棚の掃除など業務の履行怠慢」と反論した上で、「振り込みはしない。直接受け取りに来るように。直接支給とすでに伝えた」と返信していた。

すると女は「ビニール袋と、陳列棚の掃除をしなかった分を除いて、週休手当を加えて送ってほしい」と再度要請したが、再び「振り込みはしない」との回答。
その後女は「最低賃金(不順守)と賃金未払いで通報する」と伝えたものの、反対に店主からビニール袋の窃盗容疑で警察に通報されてしまった。

事件を受け、韓国のネットユーザーからは店主への非難が相次いでおり、炎上騒ぎへと発展している。

情報拡散の経緯

韓国のコンビニで、店員が1枚2円のビニール袋を盗んだ疑いで通報された。
賃金支払いをめぐり店員と店主がもめていたことが判明。
このニュースが、SNS等でネット上に拡散。
「ビニール袋で通報?」など店主への非難が殺到。
炎上騒ぎへと発展している。

ネット上の反応

「20ウォンのビニール袋で通報?反対に支払うべき金額はもっと多いはず」
「最低賃金も払えないなら商売をやめたら?」
「そんなことなら最初からバイトなど使わなければいいのに」
「警察の質が疑われる。これは犯人を捕まえて取り調べるべき事案なのかな?」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

警察は「事案が軽く、窃盗の故意性があるとは考えにくい。軽犯罪審査委員会に引き渡して審査する方案を検討している」としている。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/14036042/