香港のトップである元行政長官が「国家による殺人は法を犯したことにはならない」と発言したことが分かり、批判が相次いでいる事例である。
問題発生の経緯
香港のトップである行政長官を2017年6月末まで務めた梁振英・中国人民政治協商会議(政協)副主席が今月初旬、香港で行われた講演で、「国家による殺人は法を犯したことにはならない」などと発言したことが明らかになった。
梁氏は香港返還20周年を記念する「国家と香港」と題するシンポジウムに来賓として出席し、前行政長官として講演を行った。席上、梁氏は「香港の若い世代は国家という概念を正確に把握すべきだ。国家は人類社会の最大の利益集団である。国防や経済、あるいは大規模なスポーツ競技大会も国家の名義で行われる」と述べた。
そのうえで、梁氏は「古来、古今東西で罪と罰の概念は存在してきた。個人が殺人を行えれば、法に触れ、罰則が下される」と前置きしながらも、「だが、それには唯一の例外がある。それは、国家による殺人が行われたとしても、法を犯したことにはならないということだ」と主張した。
ネットでは、「第2次世界大戦中にナチスドイツなどの国家が起こした総計600万人を超す虐殺も正当なのか」「北朝鮮の歴代政権、イラクのフセイン政権、リビアのカダフィ政権のほか、中国共産党政権による民主化運動活動家や宗教団体、少数民族への弾圧は正しいのか」、などの反論が相次いでいる。
情報拡散の経緯
元行政長官が「国家による殺人は法を犯したことにはならない」と発言。
この発言が、SNSや掲示板等で拡散。
批判コメントが殺到。
ネット上では、炎上騒ぎへと発展している。
ネット上の反応
このニュースを見た日本ユーザーからは、
「勝てば、裁かれないのも事実ですね」
「現実は其のとうりです、良い悪いは別にしてまちがいない」
「ならば戦時中の出来事は法に問われなくなるね、それなのに中国が喚いているのはなぜ?」
「実に中国政府の太鼓持ちらしい発言」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
また、梁氏は同じ講演で、参加している聴衆に触れて「中国」の「国」とか「中華」の「華」という文字を使った名前が多いことから、このシンポジウムは「愛国者の集まりだ」とも発言しているが、これについても異論が噴出している。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/13911233/
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