本塁タックル騒動で大炎上


第48回明治神宮大会の高校の部1回戦で、本塁で走者と捕手が交錯するアクシデントが発生。救急車が出動する騒ぎになり、ネット上では試合終了前からこのプレーをめぐり議論が噴出、炎上騒動に発展している事例である。



問題発生の経緯

第48回明治神宮大会は2017年11月10日、神宮球場で高校の部1回戦が行われ、日本航空石川(石川)が延長10回タイブレークの末、7―6のサヨナラで日大三(東京)を下した。

事件が起こったのは6―6の同点で迎えた9回裏、日本航空石川の攻撃中。二死一、二塁と一打サヨナラの場面で、打者の放った右前打に二塁走者の上田優弥外野手が本塁生還を狙って激走した。三塁を回り一度は速度を緩めたものの、三塁コーチャーの指示で再び加速し、スライディングを試みた。すでに右翼手からの送球を受け、走路をふさぐ形で待ち構えていた日大三の斉藤龍二捕手と激しく衝突。胸部を強く打った斉藤は悶絶してしばらく動けず、そのまま担架で運ばれ、救急車で都内の病院へ搬送された。

当初、江藤球審が落球によりセーフと判定したため、スタンドから「アウトだ! アウト!」「高校野球は格闘技じゃねえぞ!」「ふざけんじゃねえ!」とのヤジが飛び交い、一時騒然。その後に審判団の協議により「二塁走者の危険な走塁として守備妨害」とアウト判定に覆され、試合は延長タイブレークに持ち込まれた。そして延長10回、負傷した斉藤に代わってマスクをかぶった控え捕手が無死満塁から捕逸により、日大三がサヨナラ負け…。何とも後味の悪さが残る幕切れとなった。

当事者同士での謝罪と説明は済んだとはいえ、ネット上では試合終了前から「殺人タックル」「守備位置が悪い」などと大激論に発展している。

情報拡散の経緯

神宮球場で救急車が出動する騒ぎ。
この騒動が、SNSや掲示板に投稿され拡散。
批判コメントが殺到。
ネット上で議論が噴出、炎上騒動に発展している。

ネット上の反応

「プロ野球でもダメなプレー」
「監督、選手本人ともに反省の弁を述べているからまだいいんじゃない?」
「いまは後悔しているだろうと思ので、個人を責めるような報道は控えてほしいと願うばかりです。」
「言うほどランナーが非難されるプレーではない。」
「マスコミの方がネットをあおる様な記事ばかり書いている。」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

今夏甲子園大会3回戦の大阪桐蔭―仙台育英戦で起こった“足蹴り騒動”と同様の炎上騒ぎがあったが、今回もけがをさせた側が勝ち上がる結果となり、余波が広がることになりそうだ。

参考URL

  • https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/825193/