米Twitterは、著名人が本人であることを示すためにアカウントに与える青い認証バッジを白人至上主義者に提供したことで批判が殺到。炎上騒ぎへと発展し、その後、システム自体を停止することになってしまった事例である。
問題発生の経緯
米Twitterは2017年11月9日、「認証済みアカウント」機能を一時的に停止したと発表した。
認証済みアカウントとは、本来は著名なアカウントが本人あるいは公式のものであることを示すためのもので、Twitterのヘルプセンターには「Twitterによる支持を黙示的に表明するものではありません。」とあるが、一般的にはTwitterが認めたアカウントであり、ステータスを示すものとみなされている。
シャーロッツビルのデモの主催者で白人至上主義的な発言を繰り返すジャーナリスト、ジェイソン・ケスラー氏のアカウントを認証済みとしたことに対し、メディアやユーザーからの批判が高まっていることを受けたものだ。
ケスラー氏の場合は政治分野で「関心を集めるアカウントであると判断された」のだろう。とはいえ、フォロワー数は本稿執筆現在わずか1万3828人で、どういう基準で認証されたのか疑問が残る。
情報拡散の経緯
米Twitterがケスラー氏のアカウントを認証済みとした。
このことが、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到し、炎上。
この騒動を受けて、システムを停止すると発表。
加害者側(炎上させた側)の情報
同社のジャック・ドーシーCEOも自身のアカウントで「もっと早くこの問題について話し合うべきだった。担当者はわれわれの認証ポリシーに従って認証したが、認証システム自体が破綻していることに少し前から気づいていたのに何も対策していなかった。現在改善に取り組んでいる」とツイートした。
ネット上の反応
このニュースを見た日本ユーザーからは、
「本人確認のためのマークに何腹立ててるんだか」
「頭悪い奴がシステム勘違いしていちゃもんつけてる」
「本人で間違いないですよって以上の意味はないのに」
「成りすましじゃないよ本人だよマークで炎上、意味わからん」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
同社は嫌がらせ対策の一環として2017年10月2日にサービス規約を改定し、2017年11月3日に「Twitterルール」の改訂版を公開したばかりだ。
参考URL
- http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/10/news046.html
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