自民党の山本一太参院議員が座間市で起きた9遺体発見事件について、「アニメなどの猟奇的ストーリーの影響を強く受けている」と発言し炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
今回の騒動の発端は、山本議員が17年11月5日放送の政治討論番組『新報道2001』に出演し、事件の感想を聞かれたところ、犯人はゲーム感覚でやっていると思われ、妄想と現実の世界の区別が付かなくなっている、などと分析したことだ。そして、「最近このような猟奇的なストーリーのアニメ等々ありますから、そういうのに凄く影響を受けている感じがします」とし、こうした人たちの行動を監視し、犯罪を防ぐ方法があるかどうかを真剣に考えなければならない、と語った。
この発言に対し、こうした事件が起きると決まってアニメやゲームを悪者にする風潮があるけれど、どんな関わりがあるのか証拠を示せ、などとネット上で怒りが爆発。
妄想と現実の区別が付かなくなっているのは山本議員自身だ、などという声のほか、「何らかの作品を見て人間性が破壊される、自分の人生を省みて本当にそう思いますか? 自分は高尚な人間だからと他人を見下してませんか?」といったことが山本議員のTwitterに書き込まれた。
そんな山本議員は2017年11月8日夜にブログを更新、謝罪文を掲載した。
情報拡散の経緯
番組内で「座間事件=アニメの影響」と発言。
この発言が、SNSや掲示板等で拡散。
山本議員のTwitterにも批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。
この騒動を受けて、ブログに謝罪文を掲載した。
加害者側(炎上させた側)の情報
山本議員は2017年11月8日夜にブログを更新、謝罪文を掲載した。
実は発言直後に「極めて不適切な表現だった」と後悔したのだという。アニメと犯罪が関係している具体的な根拠など何一つないし、現代社会は、あらゆる種類のコンテンツで溢れているからだ。
「アニメに関わっている全ての皆さん、アニメを愛する皆さん、本当にごめんなさい!2度とこんな不注意な(根拠のない)発言をしないよう、十分に気をつけます!」とした。
ネット上の反応
「もうこの人は、俺にとっての敵と認識することには変わりない」
「すぐにアニメの影響とかいいやがる」
などのコメントが投稿されていたが、その後、容疑者が「たぶんアニメとか見るの好きだったと思います」という証言が週刊誌に掲載されると、
「山本一太の言うとおりだったな」
「謝罪する必要は無かったな。アニメが影響してたわやっぱ。被害者のJKの何人かはアニメや漫画で繋がってた可能性出てきたし」
「俺達、山本一太にごめんなさいしないとな」
といったコメントが多数投稿されるようになった。
結果(その後もしくは現状)
「犯罪者に影響を与えたアニメもあれば、偉人に影響を与えたアニメもあるだろう。いつも取り上げられるのが前者だけだからアニメが悪印象を被る」といった意見もあり、アニメやゲームを色眼鏡で見ることはして欲しくないというファンの思いは変わっていない。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/13873152/
- https://www.j-cast.com/2017/11/09313477.html?p=all
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