水原希子出演のCMに「日本人を使え」など差別ツイート


モデルの水原希子が出演するCM動画に対して、差別表現を含むコメントが多数投稿され、ネット上で物議を醸している事例である。



問題発生の経緯

モデルで女優の水原希子がCMに出演しているサントリーのツイートに対して、差別表現を含むコメントが多数投稿され、ネット上で物議を醸している。
当該のツイートは2017年9月7日、サントリービール株式会社の商品『ザ・プレミアム・モルツ』のキャンペーンに伴い、同商品の公式アカウントが投稿した。

水原はアメリカ人の父親と韓国人の母親を持ち、アメリカ・テキサス州のダラス生まれを公表している。外国にルーツを持つことから、このツイートに「なぜ日本人を使わないのか」といったコメントが書き込まれた。また、これ以前にも、5月から7月にかけて同アカウントには水原が出演するCMのツイートが複数回投稿されており、いずれも「在日」などの言葉を差別的な文脈で使ったコメントが付いている。

2017年9月8日、Twitter社が民族差別や性差別にあたる投稿を放置しているとして、都内で市民らが抗議活動を行った。こうした動きやデモに対して、Twitter社は「早急な問題解決に向け動いています」とのコメントを発表している。

このような経緯から、2017年9月7日に投稿されたザ・プレミアム・モルツのツイートに対する差別発言への同社の対応に注目が集まったとみられる。

情報拡散の経緯

サントリーのキャンペーンTwitterが開設。
「日本人を使え」など差別ツイートが大量に投稿される。
このニュースが、SNSや掲示板等で拡散。
ネット上では炎上さわぎへと発展している。

被害者側(炎上させられた側)の情報

サントリー広報担当者は、取材に対して、
「今回の当社の投稿に対して、Twitter上でキャンペーンの趣旨と異なるコメントが多く付いていることを残念に思っております」とコメントした。

ネット上の反応

「水原さんの魅力的な容姿や性格に対するただの嫉妬」
「原因は水原希子本人なんじゃないかな」
「1日でも早く人種や性別への偏見がなくなってほしい」
「水原希子さんの契約期間中はサントリーの飲み物飲まないようにします」
「「私は日本人ではない」と都合が悪くなると国籍を言い訳に使うからだ」
などといったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

Twitter社は、ユーザーが内容に問題があると判断したツイートを同社に「報告」する機能に、「人種、宗教、性別、考え方などを誹謗中傷または差別している」との項目を追加した。
この機能を利用し、ザ・プレミアム・モルツのツイートに寄せられたリプライを「報告した」と宣言するユーザーの声もTwitter上では広がっている。

参考URL

  • http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/13/kiko-mizuhara-suntory-cm_a_23208289/