映画『ダンケルク』の日本版公式Twitterに「女性が観ても楽しめる」などと投稿し、批判が殺到。炎上騒ぎとなってしまった事例である。
問題発生の経緯
2017年9月9日に日本で公開された映画『ダンケルク』は、第2次世界大戦で実際にあった「ダンケルクの戦い」と呼ばれる大規模撤退作戦を描いた作品。監督は『メメント』『インセプション』などの作品で知られるクリストファー・ノーラン氏だ。
物語の舞台は1940年、フランスの港町・ダンケルク。ドイツ軍に包囲された英仏連合軍の兵士約40万人の奮闘や、彼らを救うために命懸けで戦地に向かう人々の姿を、陸・海・空3つの視点から描いている。こうした作品について、映画の日本版公式Twitterが2017年9月13日に投稿した宣伝文が、一部の女性ネットユーザーの反感を買うことになった。同アカウントは「今日はレディースデー」と前置きした上で、「女性が観ても楽しめる究極のタイムサスペンスとしてInstagramでも話題に!ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズら英国イケメンにも注目!ぜひ、映画館で体験を」とツイートした。
この投稿には、特別試写会に参加したという若い女性が自撮り写真と共に、「One Directionのハリー・スタイルズも出てるんだけどかっこよすぎる」などと映画の感想をコメントしたInstagram投稿のスクリーンショット画像も添付されていた。
こうした宣伝ツイートをめぐって、Twitter上では女性ユーザーらから批判コメントが殺到し炎上騒ぎへと発展。その後、この騒動を受けて問題の投稿を削除した。
情報拡散の経緯
公式Twitterに「女性が観ても楽しめる」などと投稿。
この投稿が、SNSや掲示板等で拡散。
女性ユーザーから批判コメントが多数投稿される。
Twitterは炎上騒ぎへと発展。
騒動を受けて、問題の投稿を削除した。
ネット上の反応
「今時こんな偏見まみれの宣伝文句書く公式にげんなり…やめてくれ」
「『女性が観ても』『イケメンに注目』とかほんと観客を舐めてると思う」
「すっごい馬鹿にされてる感あるよなー『女性が観ても楽しめる』って」
「女は全員イケメンが出てないと映画みないとでも思ってる?」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
一連の批判を受け、『ダンケルク』日本版公式Twitterは問題の投稿を2017年9月15日朝までに削除。
しかし、投稿の削除にあたって一切の告知がなかったことから、一部のユーザーからは、「なぜツイートを消したのですか?」などと説明を求める声も上がっている。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/13618512/
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