フロリダ州に接近中のハリケーン「イルマ」に人々が備える中、アマゾンが価格を不当に釣り上げていると批判され、炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
地元の食料品店では、水や防災用品などの生活必需品が品切れとなっているため、5段階で最強の「カテゴリー5」に分類されるイルマに備える多くの消費者が、アマゾンに殺到している。ところが、アマゾンのサイトでは、水などの必需品の価格が高騰しており、困惑や非難の声が上がっている。
例えば、通常6ドル(約650円)以下で販売されているボトルドウォーター『AQUAFINA(アクアフィーナ)』の24本入りは、20ドルで販売されていた。また、スポーツニュースサイト『Deadspin』の編集者、ダイアナ・モソコビッツ氏は、ネスレのボトルドウォーター(24本入り)を「お急ぎ便」で注文しようとすると、179ドル25セント請求されるとツイートしている。
マイアミ・ヘラルド紙によると、フロリダ州において非常時に生活必需品の便乗値上げをすることは違法だ。アマゾンはフロリダ州に拠点を置いているわけではないが、フロリダ州検事局は同紙の取材に対し、「この非常事態に、個人がフロリダ州内で使う必需品を販売するのであれば、それはフロリダ州の便乗値上げに関する法規制の対象となる可能性がある」とコメントしている。
情報拡散の経緯
フロリダ州にハリケーンが接近中。
アマゾンが価格を不当に釣り上げていると話題に。
Twitterや掲示板等で拡散される。
批判コメントが殺到し炎上。
アマゾンの広報担当者が釈明する。
加害者側(炎上させた側)の情報
アマゾンの広報担当者は、Business Insiderに対し、
「比較的低価格で提案される商品は、瞬く間に売り切れとなってしまい、結果として、第三者の販売する割高なものだけが取り残されている」
「もし、大幅に価格が釣り上げられていると感じられる商品があれば、アマゾンのカスタマーセンターに直接連絡を取って頂くことをお客様にはお願いしております。そして、お話しを伺った上で調査を行い、適切な対応を取らせて頂きます」とコメントしている。
ネット上の反応
このニュースを見た日本ユーザーは、
「こんな時にもオンラインショッピングで自分に必要な物資調達しようとするのすごいね。」
「注文していつ届くかわからないだろうに。」
「日本でも、番組終了時には価格が何倍も上がっているのはよくある話。」
「東日本大震災の時もどこぞの飲食店が、おにぎり1個500円overで売り歩いてたな。」
などとといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
緊急事態に商品価格を釣り上げていると見なされ、炎上した小売業者はアマゾンだけではない。
最近ではアメリカの家電量販店最大手のベスト・バイがハリケーン「ハービー」に伴い、テキサス州で便乗値上げを行ったと糾弾されている。
参考URL
- https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170911-00010000-binsider-sci
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