富山県の総合機械メーカー、不二越の本間博夫会長が「(富山県出身者は)閉鎖された考え方が非常に強い」ため、採用は控えると発言し批判が殺到している事例である。
問題発生の経緯
不二越は2017年7月5日、富山市内で決算発表会見を開き、富山と東京の両方にある本社を東京に一本化する方針を発表した。そして本間氏は、富山県出身者について「閉鎖された考え方が非常に強い」ため、採用を控えたいと語った。
「富山で生まれて幼稚園、小学校、中学校、高校、不二越。これは駄目です、駄目です」「富山で生まれて地方の大学に行ったとしても、私は極力採らないです。学卒ですよ。地方で生まれて、地方の大学もしくは富山大学に来た人は採ります。しかし、富山で生まれて地方の大学へ行った人でも極力採りません。なぜか。閉鎖された考え方が非常に強いです。偏見かも分からないけど強いです」
発言の前半部分だけならば、生まれ育った地を離れたことがない人よりも、多様な経験をした人を採用したいのだと解釈できなくもない。しかしたとえ地方の大学へ進学したとしても、富山県出身者の採用は控えるという。
この発言に対して、ネット上では批判コメントが殺到。炎上騒ぎへと発展してしまった。
情報拡散の経緯
不二越の本間博夫会長が「富山県出身者は閉鎖的だから採用しない」と発言。
この発言が、メディアやSNS、掲示板等で拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展する。
加害者側(炎上させた側)の情報
同社の担当者は、キャリコネニュースの取材に対して「富山出身者の採用を控えることはない。人物本位で採用している」と説明した。
ネット上の反応
「出身地差別」
「富山に長い間いたせいで自分自身も排他的になってるやん」
「言っている本人が最も閉鎖的な考え」
「デリカシーなさすぎ」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
同社は2017年7月13日、「分け隔てなく、人物本位で採用している」との方針をホームページで公表した。
本間氏の発言と食い違う内容だが、同社経営企画部は北日本新聞の取材に「報道ではわれわれの真意が伝わっていないため」と説明した。
『ヤフーニュース』では、2017年7月13日午後11時時点で4900件余りのコメントが寄せられた。
参考URL
- https://news.nifty.com/article/economy/business/12117-6682/
- https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170716-00010006-agora-soci
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