米Evernoteが一部のエンジニアがユーザーのデータを閲覧できように、プライバシーポリシーの改定を発表した所、批判が殺到し炎上。その後、ポリシー改定を撤回することになった事例である。
問題発生の経緯
同社は2016年12月14日、一部の従業員(エンジニア)がユーザーのノートデータを閲覧できるように、プライバシーポリシーを2017年1月23日付で改定すると発表。
Evernoteに採用している機械学習技術が、ユーザーに関連性が高いコンテンツや機能を表示できているかを目視確認するためと意図を説明していた。
見られたくない場合は、個人設定から「許可」のチェックを外す機能があったが、ユーザーからは「プライバシーを軽んじている」など不満の声が上がっていた。
米Evernoteのクリス・オニールCEOは、21日付けで発表した文書で、このポリシー改定が「ユーザーが期待するものではなかった」と反省。ユーザーからの期待と信頼に応えるため、社内体制の見直しや変革に着手したとコメントした。
情報拡散の経緯
Evernoteがポリシー改定を発表。
一部のエンジニアがユーザーのデータを閲覧できようにするための改定。
ユーザーから猛反発を受ける。
この情報がSNS等で拡散。
批判を受け翌日に撤回した。
被害者側(炎上させられた側)の情報
オニールCEOは、2016年12月21日付けで発表した文書で、このポリシー改定が「ユーザーが期待するものではなかった」と反省。
ユーザーからの期待と信頼に応えるため、社内体制の見直しや変革に着手したという。
ネット上の反応
「ユーザーとしては今後の対応に期待。」
「忘れたら困る情報をメモっているので、自由にのぞかれるのはさすがに嫌だな」
「言われて初めて気づくあたりほんとせっぱ詰まってるんだろうな」
「そらあかんわな」
「逆にこんな状況にならないと気付かないことに危機感覚えるべきじゃね?」
といったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
オニールCEOは「今回の経験を元に、クラウドサービスにおけるプライバシーに対する取り組みを率先できると信じている」とコメント。
同社がユーザーの声に耳を傾けていないと思うことがあれば、個人のTwitterアカウントやメールアドレスに連絡するよう呼び掛けている。
参考URL
- http://www.oricon.co.jp/article/76689/
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