DeNA運営する『WELQ(ウェルク)』に掲載されている記事内容の信憑性や、他サイトからの無断引用などが指摘されており、ネット上で批判が殺到し、炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
大手IT企業・DeNAは2016年11月29日、インターネット上での厳しい批判を受け、運営する『WELQ(ウェルク)』の全記事を非公開とした。DeNAが2015年に開設した『WELQ』は、“ココロとカラダの教科書”をキャッチコピーに、医療情報を中心とした記事を配信していた。
調査会社のNielsenによると、『WELQ』は急速に利用者を伸ばし、月間の利用者は今年6月時点で631万人に達していたという。人々が知りたい情報をすぐにインターネットで検索する昨今、医療情報サイトのニーズは大きかったようだ。
しかし『WELQ』をめぐっては、“ガンをはじめ、様々な病気を予防する水”として水素水を紹介する記事や、“死、以外のあらゆる病を治す薬”としてブラックシードを紹介する記事、さらには“肩こりは幽霊が原因の可能性もある”という内容のものもあったことから、記事内容の信憑性や、他サイトからの無断引用について、医療関係者からも疑問の声や批判が以前から寄せられていた。
実は『WELQ』に掲載されていた記事は匿名のライターがブログなどネット上の情報を中心にまとめて作成しており、その大部分は専門家のチェックも経ていなかったことも明らかにされたことで、批判が殺到。炎上騒ぎとなっている。
情報拡散の経緯
「WELQ」に掲載されている記事の信憑性、無断引用などが指摘。
ネットやメディアから批判が殺到。
炎上騒ぎへと発展。
その後、「WELQ」の全記事を非公開にし謝罪。
「DeNA」の守安社長は、月額報酬の30%を6カ月間、減額するとコメント。
被害者側(炎上させられた側)の情報
批判や報道を受け、DeNAは2016年11月25日、すべての記事で専門家による監修を始めることを発表。
しかしその後も批判は収まらず、2016年11月29日にすべての記事が非公開となった。
DeNAは「今後は専門家が監修したものだけを掲載する体制を整えているところだが、まだ目処はついていない。」とコメントしている。
ネット上の反応
「この会社はやっぱり信用できない。」
「医師本人が直接作成している優れたHPがたくさんあるのに、welqが検索トップに出てくると、がっかりする。」
「DeNAってガチャで大きくなった会社だろ。」
「本当にやる気あるのかね、形だけで対応してるのではないか?」
といったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
2016年10月には、Googleで「死にたい」で検索すると、welqの「【死にたいと思ったときに試して欲しい7つの対処法】人生に疲れたな、と思ったとき。自分の深層心理と7つの対処法」という記事がトップに表示され、転職サイトの自己分析サービスのアフィリエイト広告を掲載しており、批判も浴びていた。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/12358381/
- http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20161201-00000377-fnn-soci
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