兵庫県に30万円以上のふるさと納税をすれば、県立コウノトリの郷公園で飼育する国の特別天然記念物コウノトリの命名権を与えるとした特典を巡り、騒動が起きている事例である。
問題発生の経緯
県教委は2016年2月17日、飼育施設設備などの財源にしようと、放鳥の可能性がある10歳前後の10羽の命名権を4月からのふるさと納税の特典に加えると発表。しかし、市民らから批判の声が県教委に寄せられた。
市民の抗議を受けた県教委が、名前の有効期限は「一生涯」から「3年間」と方針転換。
わずか2日後、県教委は「コウノトリは公共性が高く、一般的な施設の命名権も期限付き」との理由で、名前は3年間限定と再発表した。ただ、インターネット上では「3年後に違う名前で呼ばれたらコウノトリも戸惑う」などと、問題点を指摘した書き込みが出始めている。
一方、今年度、ふるさと納税した人に「高崎山自然動物園」のサルの命名権を与えた大分市。公平性を考え1万円以上の寄付なら誰でも応募でき、抽選で命名者を決めた。
とくに反対の意見は寄せられておらず、市の担当者は「名前は市民に長年愛着をもってもらうためにあり、名前の変更は考えられない」と話す。
情報拡散の経緯
兵庫県がふるさと納税の詳細を発表。
内容が酷いと批判の声が相次ぐ。
批判の声を受けて、方針を転換。
それでも解決になっていないと批判の声が続いている。
被害者側(炎上させられた側)の情報
県教委は「名前が変わる問題は理解できるが苦渋の判断だった」と述べ、3年後に寄付者が同額を寄付すれば、引き続き同じ名前が使えるようにするなどの検討をしている。
ネット上の反応
「みんなで育てた努力に反する」
「30万円は安すぎる」
「金で名前を買う批判への解決策になっていない」
といったコメントが相次ぐ。
結果(その後もしくは現状)
他の寄付者によって別名が次々と付けられる可能性もあり、新たな混乱を招く恐れもある。
参考URL
- http://www.yomiuri.co.jp/national/20160228-OYT1T50103.html
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