誹謗中傷対策センター(ネクストリンク株式会社)の目線から、
「業界の情報」をお伝え致します。(不定期更新)
インターネットはリアルタイムに情報収集ができます。
また、インターネット上では、気軽に思った事をアピールできます。
日常生活の上で、自分と同じ考えの人を大勢見つけることは難しいです。
しかし、さまざまな人が共存するインターネット上だったら、見つかる可能性はぐんと上がります。
2014年5月29日、ニクの日に合わせて、『すき家ストライキ』がインターネット上で計画されました。
・すき家、ニクの日にスト? ネットで拡散も実現はせず
今回は話題になったものの、実際のストライキにまで至りませんでした。
しかし、実際に実行されていた可能性も0ではありません。
すき家ストライキ事件から、炎上と情報拡散の対応方法を深堀りします。
すき家から見る炎上と情報拡散の仕組み(前編)
(文・ネクストリンク株式会社 代表取締役社長 大和田 渉)
インターネットは便利なツールです。
しかし、すき家からすると、
まさかインターネットの情報が脅威になる時が来るとは思いもよらなかった
というのが、正直なところではないでしょうか。
さて、ここで炎上や情報の拡散のプロセスを少しまとめておきましょう。
実は、評判が伝達されるプロセスとしては、
一概にSNSだけにフォーカスすべきではないのです。
【プロセス1】
問題発生→ニュース→匿名掲示板→まとめサイト→SNSにより拡散
【プロセス2】
問題発生→匿名掲示板→まとめサイト→ニュース→SNSにより拡散
【プロセス3】
問題発生→SNS等で不適切なコメント→匿名掲示板→まとめサイト→SNSにより拡散
断定はできませんが、上記が炎上や情報が拡散するプロセスです。
※ブログ等もひとつの原因となるツールですが、ここでは説明を省きます。
すき家の風評が悪化した一番の原因は、
情報開示が適切になされなかった事につきます。
世間に正しい情報を伝えずに、不確実で曖昧な状況を継続し続けたため、
憶測が憶測を呼び、最終的に炎上と拡散スピードが加速してしまったのです。
私はすき家の牛丼がとても好きです。
もはや大ファンと言っても過言がありません。
人によって、すき家派、吉野家派、松屋派、なか卯派なんかあるんじゃないでしょうか。
私自身、一消費者として、すき家の商品戦略には、以前より舌を巻くほど虜になっていました。
これって、おそらく私だけではないはずです。
つまり、何を言いたいのかと申しますと、
すき家は『世間から関心を持たれる3強牛丼メーカーだった=ユーザー数が存在するサービスを提供している会社だった』という事です。
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