古市憲寿氏が『とくダネ!』でてるみくらぶを巡り炎上


古市憲寿氏が番組内で、てるみに入社予定だった内定者を「見る目がない学生」と一蹴し、ネット上で炎上している事例である。



問題発生の経緯

社会学者の古市憲寿氏が、2017年11月9日の『とくダネ!』で発言した内容にネットがざわついている。
2017年3月に経営破たんした格安旅行会社『てるみくらぶ』の経営者で、2017年11月8日に不正融資の疑いで逮捕された山田千賀子容疑者の話題に触れる中、笠井信輔アナは「忘れちゃいけないのが、入社5日前に内定取り消しにあった50人の若者たちですよ」と切り出した。同社の内定者たちには、大学の卒業式も終えた3月下旬に路頭に迷う羽目になり、事態を重く見た厚労省が相談窓口を設置したり、近畿日本ツーリストや日本旅行などの旅行業界関連企業などが受け入れを表明したりしていた。

受け入れ企業の中には、2017年10月に過払い金訴訟の誇大広告表示で業務停止命令を受けたアディーレ法律事務所も含まれている。笠井アナは、てるみくらぶの内定取り消しに遭った内定者が同弁護士事務所にいる可能性を踏まえ「踏んだり蹴ったりでかわいそう過ぎるわけですよ」とコメントした。

しかし古市氏はこれに「元々見る目が無かった学生だったのかなあって。てるみくらぶ選んだ時点で」と発言。スタジオは一時騒然となった。番組のアナウンサーからは「ちょっと今怒りが湧きました」「内定取るのみんな死に物狂いで大変なんですよ」などの反論が飛び、小倉智昭氏からは「ネット炎上してください」との言葉が
投げかけられていた。

情報拡散の経緯

古市憲寿氏が番組内で発言した内容にネットがざわついている。
てるみに入社予定だった内定者を「見る目がない学生」と発言。
この発言が、SNSや掲示板等で拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展している。

ネット上の反応

「さすがに酷いんじゃ」
「大人も粉飾決算を見抜くのは困難だったのは事実」
「必死に就活した人に対してそういう発言は失礼なんじゃないかな…」
「正論なんだけどね」
「その通りやん」
「ネットでもブラック企業って名指しされたじゃん」
などといったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

警視庁によると、てるみくらぶは粉飾決算によって銀行の目をだまし、2億円の不正融資を引き出したという。
銀行も見抜けなかった粉飾決算を学生に見抜けと言うのは酷などと、小倉氏の言葉通り、ネットでは古市氏の発言に眉をひそめる人が多く出ているようだ。

参考URL

  • https://news.nifty.com/article/economy/business/12117-7406/