DV被害者を「うそつき」呼ばわりし炎上


有料配信サイトで、写真家の幡野広志氏が、DV被害者を「うそつき」呼ばわりし、炎上騒ぎへと発展している事例である。


DV被害者を「うそつき」呼ばわりし炎上

問題発生の経緯

問題のコラムは、写真家・幡野広志氏の連載の最新回だ。読者から募った相談に幡野氏が答える形式で、連載は20年2月に書籍化もされた。

10月19日配信の最新回のタイトルは「大袈裟もウソも信用を失うから結果として損するよ」。相談者は夫からのDVやモラルハラスメントに悩む女性だった。
女性は、夫や義父からの仕打ちは耐えがたいものの、生活面や子どものことを思うと離婚に踏み切れず、藁にもすがる思いで助言を求めた。

しかし、幡野氏は「正直なところぼくはあなたの話を話半分どころか話8分の1ぐらいで聞いています。眉毛は唾で濡れています、ウソだけど」と相談内容を信用せず、「ぼくだろうが警察官だろうが、弁護士だろうが裁判官だろうが、大袈裟にいったらダメだよ。まぁ警察官も弁護士も裁判官もみんなすぐにあなたのことを見抜くとおもうけど」と説教し、回答を拒んだ。

このコラムが配信されると、ネット上では批判コメントが相次ぎ、炎上騒ぎとなってしまった。

情報拡散の経緯

問題となる発言が配信される。
その内容が、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。
騒動を受けて、サイトの運営会社が謝罪することに。

被害者側(炎上させられた側)の情報

記事はその後削除され、cakes編集部は19日、記事掲載前の確認が不十分だったとして、「メディアを運営する立場として恥ずべきことだったと認識して、反省しております」と謝罪した。

ネット上の反応

「相談に答えるコーナーで相談者のことを信用しないって、 訳が分からない」
「コラムでお金貰ってる人がやったらアウトに決まってる」
「プロのカウンセラーってわけではないから、本当に折れそうな人が相談するにはちょっと危うい感じがする」
「自分がやってるからだろ。モラハラやクレーマー気質の人間」
などと言ったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

コピーライターの糸井重里氏も、幡野氏の回答に共感するツイートをしたため批判が殺到。その後、「軽々しくリツイートしたじぶんも悪かったと思います。相談者のみきさん、ほんとうにごめんなさい」とお詫びした。

参考URL

  • https://news.nicovideo.jp/watch/nw8356193?news_ref=search_search