ゲイの米カップルに対し、席の譲渡を求めたアラスカ航空に対して非難が殺到し、炎上騒ぎへと発展してしまった事例である。
問題発生の経緯
ハリウッドにある有名なゲイバー『The Abbey Food&Bar』のオーナー、デヴィッド・クーリーが2018年7月29日にFacebookに投稿した体験談が波紋を拡げている。
クーリーは同性のパートナーと共に、アラスカ航空ニューヨーク発ロサンゼルス行きの便に搭乗した。予約していたプレミアムシートに座り、しばらくすると客室乗務員がやってきて、男女のカップルを隣り合って座らせるために、クーリーとパートナーのどちらか1人に普通席へ移動するよう願い出たという。
「僕らも一緒に座りたい、と説明した。しかし、乗務員はプレミアムシートを諦めて普通席に移るか、飛行機を降りるかの選択を迫った。僕らは国を横断する長旅の間中、こんな屈辱に耐えられそうもなかったから飛行機を降りた。このご時世に、ゲイのカップルに去るように言うほど、ストレートのカップルを優先することがあるなんて信じられない。僕らは2度とアラスカ航空と、最近この会社が買収したヴァージングループ(のLCC)を利用しない」
失意の2人は、デルタ航空で無事ロサンゼルスへの帰途についた。クーリーは、LGBTの人々に向けて、デルタ航空のようなLGBTフレンドリーな航空会社を使うよう提言した。
この投稿は広くシェアされ、非難の集中砲火を浴び、炎上騒ぎとなってしまった。
情報拡散の経緯
Facebookに席の譲渡を強要されたと投稿。
この投稿が、SNSで世界中に拡散。
アラスカ航空に対して、批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。
騒動を受けて、謝罪コメントを発表した。
被害者側(炎上させられた側)の情報
アラスカ航空は2018年7月31日、「この不幸な事故は、座席システムのエラーによるものです。弊社は可能な限り家族が一緒に座れるようにする方針ですが、今回の件ではそれが適用されませんでした。クーリー氏に深くお詫び致します。」とコメントを発表した。
ネット上の反応
このニュースを読んだ日本ユーザーからは、
「先に座ってた方を下ろしてダウングレード??ゲイとか関係なくありえない。」
「差別でしょ」
「最近航空会社も横柄だよね」
「もっと非難されるべき」
「SNSで取り上げられてやばいってなっただけ」
などといったコメントが多数投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
「LGBTの人々の完全なる平等は、アラスカ航空という組織の骨子です」とも表明し、懸命に火消しを行っている。
クーリーはアラスカ航空からの謝罪を受け入れたとFacebookで発表した。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/15097047/
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