セイコーは非情?被災店切り捨て炎上


熊本県の老舗時計販売店が自社の公式Twitterで、仕入先のセイコーウオッチを批判する投稿をしたことで、セイコーに対して批判コメントが殺到し、炎上騒ぎとなっている事例である。



問題発生の経緯

2018年5月7日に熊本県の老舗時計・宝石販売店『ソフィ・タカヤナギ』が自社の公式Twitterで、高級ブランド『クレドール』を取り扱うクレドールショップ認定の取り消しについて書かれた1枚の確認書(1月24日付)の画像とセイコーウオッチへの怒りを投稿した。

告発ツイートによると、全壊した店舗の解体作業を進めている真っただ中の2018年1月、「2017年の販売金額が規定に満たなかったためクレドールショップの認定を取り消す」との確認書が届いた。しかし、今年末の新店舗完成後は頑張るので、認定を存続してほしいと要望。ところが認定取り消しを撤回するどころか、7月からはセイコーの別ブランドである『グランドセイコー』も卸さないとの通知がなされたことから怒りを爆発させた。

ソフィ・タカヤナギによる該当ツイートは翌日には削除され、お詫び文が掲載されているが、しかし、5月7~8日だけで告発ツイートは広範に拡散された。主に、「セイコーウオッチは震災被害者への配慮が欠如している」という批判的なコメントとともに拡散されており、炎上騒ぎとなっている。

情報拡散の経緯

老舗時計販売店が自社の公式Twitterで、セイコーウオッチを批判する投稿。
該当ツイートを翌日には削除しお詫び文を掲載。
しかし、この投稿が、SNSや掲示板等で瞬く間に拡散。
セイコーに対して、批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。

加害者側(炎上させた側)の情報

ソフィ・タカヤナギによる該当ツイートは翌日には削除され、「このたびはツイートの内容で大変お騒がせをしてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。責任ある立場としてふさわしくない行動でした。書面は削除させていただきます。大変申し訳ありませんでした。」と投稿している。

被害者側(炎上させられた側)の情報

セイコーウオッチの広報担当者は、細かな経緯については話せないと断ったうえで
「ソフィ・タカヤナギを担当してきた社員が直接ソフィ・タカヤナギに赴き、震災以来2年間になされてきた2社間でのやり取りを振り返り、事実関係の確認を行ったところ、先方に納得いただきました」と話した。

ネット上の反応

「セイコー酷いって感情的な人多いけど、本当にそうなの?」
「セイコーの判断は確かに冷たいかも知れないがそれをTwitterで晒すのはどうなの?」
「一つ思うのは客が見なくていい文書をTwitterに晒した店舗は信用できないかな」
「セイコーから訴えられてもおかしくないくらいの事案だと思いますけどね。」
などといった様々なコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

今回の投稿で、セイコーは震災によって苦しんでいる小売店をバッサリと切ったドライな企業という印象を持たれてしまった。

参考URL

  • https://toyokeizai.net/articles/-/220313