中国の女性記者が、事故現場でVサインをしている写真をSNSに掲載し、炎上騒ぎへと発展してしまった事例である。
問題発生の経緯
中国内陸部の安徽省の高速道路で、2017年11月中旬の午後、30台以上の車が衝突するという玉突き事故が発生し、18人が死亡し21人が負傷した。この事故を取材していたテレビ局の女性記者がSNS「微博(ウェイボ)」で、多くの車が重なり合っている事故現場を背景に、笑顔を浮かべて、右手でVサインをしている自身の写真を掲載し、「ただいま、事故現場を取材中」との書き込みを行っていたことが明らかになった。
この記者は、安徽省阜陽市の高速道路上の交通状況などを専門にリポート・放送する「安徽省潁上(えいじょう)交通放送局」の社員。事故が発生すると、他の報道機関よりもいち早く現場に到着し、取材し原稿をまとめて、ただちにリポートした。ここまでは良かったが、リポートを終えたあと、記者は微博に自身の写真などを投稿した。
これに対して、微博のユーザーから批判コメントが殺到。炎上騒ぎとなってしまった。
情報拡散の経緯
中国の女性記者が、事故現場でVサインをしている写真をSNSに掲載。
この写真が、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到。
この女性記者のアカウントが大炎上。
この騒動を受けて、放送局は女性記者を解雇。
ネット上の反応
「この記者は一体全体、なぜ笑っているのか。まったく能天気だ」
「このような悲惨な事故なのに、キミはなぜ事故現場でVサインをしているのか」
「不謹慎」
「記者の写真や書き込みは多数の死傷者を愚弄するもの」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
このような批判の高まりを考慮して、放送局側は幹部会議を開いて、「記者は事故現場にもかかわらず、不当な行為を行い、社会的に大きな影響を巻き起こした」として解雇を決定。記者の上司に当たる番組主任のプロデューサーも当面、停職処分として、事件の経緯を調べると発表している。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/13971535/
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