アニメ制作会社の雇用条件や賃金の実態、暴露情報がネット上に投稿され非難殺到。炎上騒ぎへと発展している事例である。
問題発生の経緯
富山県のアニメ制作会社『P.A.Works』に勤務しているという人物がTwitterで内情を暴露していたことが発覚し、大きな騒動に発展した。同社の雇用条件や賃金に対して、批判的なツイートを連発。それらが注目されて、ネット上の各所に情報が拡散される事態となった。
暴露した人物は「動画」の研修中で、「原画」の仕事への昇格を目指していた。『P.A.Works』HPによると、採用時の雇用形態は「嘱託契約」で出来高制であるという。
1年間は「動画」の仕事を行い、昇格試験に合格すれば「原画」へ進むことができる。試験は3回まで受けることができるという。
「動画」の雇用条件に関して、「この規模の会社にしては頑張っています」と同社HPには書かれている。同社では「原画」の人材を育成するための先行投資として、「動画」を位置づけているそうだ。だが、暴露した人物は、同社の雇用条件に苦言を呈している。「原画にあがれないまま動画3年目になると机代月6000円発生する」というのだ。
そして、自身の収入を画像で公開した。2017年7月は44139円で、弁当代、寮費、定期代などを控除後の支払額は1477円。2017年10月には「お賃金3ヶ月で67倍になったよ~~」と自嘲気味に書いているが、106088円で、控除後の支払額は67569円だ。ちなみに、富山県の最低賃金は時給770円である。
その後のツイートによると、一連の暴露との関係には言及していないが、「会社くびになりました」という。これらのツイートを見た人々の反応は、大きく分かれた。
研修期間中であったとはいえ、待遇があまりにもひどいという非難の声が殺到した。
情報拡散の経緯
アニメ制作会社の雇用条件や賃金の実態がネット上に投稿。
この投稿が、SNSや掲示板等で拡散。
批判コメントが殺到し炎上。
投稿した人物は、その後会社をクビになる。
加害者側(炎上させた側)の情報
株式会社ピーエーワークスに連絡を取ったところ、ツイート内容や解雇の真偽を把握していると思われる社員は席をはずしているという。
戻ってくる時間も未定であるとのことだった。
ネット上の反応
「円満退社おめ」
「なんぼアニメ好きでもこんな低賃金仕事したくないわ」
「まあこの業界には居られんやろな」
「労基も動かないし結局PA逃げ切り大勝利やね」
「過労死する前に辞めれて良かったやん」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
この騒動を受けてか、求人情報の詳細が来年から月給制を放棄、時給制に変更されており、さらに炎上している。
参考URL
- http://tanteiwatch.com/60522
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