ロシアの地方行政がフォトショップで加工した写真を修繕後の道路として報告した所、近隣住民らが修繕されていない現在の写真をSNSにアップし炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
問題になったのはサンクトペテルブルクのプリモルスキー区の歩行者用道路でのこと。2015年3月に近隣住民がサンクトペテルブルクのオンラインポータルサイトである『Our St. Petersburg』にこの道路の修繕要望を出した。
地方当局の担当部署はこの要望に対し、2016年10月15日までに補修を行う旨を返答。納期が1年半先とはずいぶん長く感じるが、この部署は2016年10月31日に工事が終了したとして要望の書き込みに対して以下のようにコメントした。
「やあ、アレクセイ!建設業者によると市が要請した歩道のアスファルト工事は無事に完了したよ。写真を添付しておくね!」
そしてコメントに添付されたのがこれらのアスファルトが美しく張り直された修繕後の写真だったのです。
しかし実際には歩道の修繕が終わっていなかったため、当然ながら近隣住民からの総ツッコミが入り、まったく修繕されていない現在の証拠写真がSNSなどに多数アップされ批判が相次ぎ、炎上騒ぎとなってしまった。
情報拡散の経緯
修繕要望に対して完了したと写真を添付して回答。
その写真が画像加工された写真だった。
近隣住民からの批判殺到。
実際の写真をSNS等に投稿し拡散。
複数のメディアが報じる事態になり炎上。
その後、行政当局が謝罪することに。
被害者側(炎上させられた側)の情報
プリモルスキー区の行政当局はフォトショ加工された画像によって住民を混乱させたことを公に謝罪した。
理由として当局が述べたのは「過重労働によるヒューマンエラー」とのこと。
ネット上の反応
このニュースに対して日本では、
「ロシアっぽい」
「さすが元・共産圏、やることが中国に似てきたな」
「久しぶりに見たな、おそロシアレベルのネタ」
「すぐバレるのに」
「結構上手いな」
といったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
この苦情対応部門に勤務する職員は2人しかおらず、毎月800件にも上る苦情や要望を捌いているというブラックな労働環境。
ブラック労働の結果としての起こるべくして起きたミスとも見える。
参考URL
- http://news.livedoor.com/article/detail/12253410/
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