「呪い人形」でUSJ大炎上


神社に供養のためにおさめられた日本人形を借り受け、お化け屋敷をつくったUSJが、日本人形協会から猛抗議を受け、ネットでも炎上している事例である。


「呪い人形」でUSJ大炎上

問題発生の経緯

問題となっているお化け屋敷は、USJの期間限定ホラーアトラクション「祟(TATARI)~生き人形の呪い~」。荒廃した村の中を、怨念の宿る人形の呪いを鎮めるために進んで行くというウォークスルー型アトラクションだ。

アトラクション内に設置された600~800体もの日本人形は、USJが人形供養で有名な和歌山県和歌山市加太の淡嶋神社から借り受けたもの。同神社は、全国から年間30万~40万体もの人形供養の依頼があり、境内に数万体の日本人形がぎっしり並ぶ一風変わった神社として、メディアで取り上げられることも多い。メーカーなど全国約400社が加盟する日本人形協会の抗議文書は「(アトラクションで)日本人形を呪いや祟りといった恐怖の対象として扱っており、メーカーや小売業者への営業妨害になる」という内容だ。

抗議を報じたメディアの第一報では、USJ側のこのような対応が報じられた。
USJは「抗議文の指摘は法的な根拠に基づいたものではなく、アトラクションは予定通り続ける。ただ、貴重な意見として参考にしたい」とコメントしたため、ネットでは批判が殺到し、炎上騒ぎへと発展してしまった。

情報拡散の経緯

USJが日本人形を借り受け、お化け屋敷を作る。
日本人形協会が抗議文を送る。
その内容に対して、USJがコメントを発表。
そのコメントに対して批判が殺到し炎上。

被害者側(炎上させられた側)の情報

USJの広報担当者は「抗議文書の中で頂いたご指摘は、いずれも法的根拠に基づいたものではないと思います。ただ、ご意見は貴重なものとして参考にさせていただきます」と話す。
今回の抗議を受けてアトラクションの内容を変更する予定はないという。また淡嶋神社は今回の件に関して「担当者が不在なのでお答えできない」としている。

ネット上の反応

「さすがに本物の人形はダメでしょ」
「元の持ち主の許可を得ていないのはよくない」
「法的にセーフでも社会常識としてアウトだろ」
「奉納したのだから所有権は放棄しているのでは」
「貸し出しているだけだから問題ない」
といった様々なコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

実は日本人形協会が淡嶋神社に抗議をしたのは今回が初めてではない。
協会によると、アトラクション施設への抗議は初めてだが、過去には「日本人形の髪が伸びた」「目から涙が出た」などの人形の怪奇現象を紹介するテレビ番組に抗議をしており、その取材先のひとつが淡嶋神社ということで、抗議を続けてきたが、ずっと無視をされていた。

参考URL

  • http://diamond.jp/articles/-/105327
  • http://news.livedoor.com/article/detail/12167247/