TOKIOの作ったラーメンに対して、「福島の小麦から作った麺なのかよ。人殺し」などとTwitterに投稿し、批判が殺到、炎上騒ぎに発展している事例である。
問題発生の経緯
日本テレビ系バラエティー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の企画でTOKIOが2年がかりで取り組んだ究極のラーメンの完成が2016年3月20日の放送で報告された。とにかく素材にこだわっていて、高知土佐清水の宗田鰹、能登の海塩、函館の真昆布など18の材料が使われた。麺に使われたのは福島産の最高級小麦『春よ恋』。誰が作ったラーメンかを伏せた試食会が行われ、麺やスープを口にした人の表情が見る見る変わっていくのを見ると、よほど美味しく出来たラーメンだということがうかがえる。
一杯の原価が630円だそうで、仮に店舗で販売すると値段は2000円以上になるという。
ネット上では「自分も食べてみたい」と大騒ぎになるなか、あるツイートが、こうしたお祭り騒ぎを凍らせることになる。ミステリー作家の藤岡真さんのもので、藤岡さんは、「TOKIO。究極のラーメンて、福島の小麦から作った麺なのかよ。人殺し」「未だに『食べて応援』している馬鹿がいて頭が痛くなる」などと16年3月20日の番組終了時につぶやいた。
藤岡さんの今回のTwitterには、批判のコメントが殺到し炎上騒ぎに発展。こうした批判に対し藤岡さんは、問題となったツイートを削除し、その後ブログに謝罪文を掲載するが、本質的な謝罪にはなっていないというコメントが投稿されている。
情報拡散の経緯
番組が放送される。
番組の感想をTwitterに投稿。
その内容に対して批判コメントが殺到し炎上。
ブログで謝罪文を掲載。
しかし、謝罪になっていないと批判の声が上がる。
被害者側(炎上させられた側)の情報
批判に対し、問題となったツイートを削除し、その後ブログに「わたしの言いたいこと」という記事を掲載し、経緯を説明した。それによると、福島第一原発の爆発事故で、放射性物質のセシウム、ストロンチウム、ヨウ素、テルルが放出されたが、「福島県の農産物の検査はセシウムのみ」であり、「日本の食品の輸入を規制していることからある程度判断ができると思います」とした。そして、基準内の放射性物質しか含まれていないとしても、わざわざ内部被曝を高めるかもしれない食物は取る必要が無い。
ただし、「人殺し」「きちがい」という言葉は明らかに言いすぎであったと反省している。
最後に「福島県民、TOKIO、関係者各位に、深くお詫びいたします」と謝罪した。
ネット上の反応
「グレーゾーンではなかろ?安全と断言できるんだが?何を謝罪すべきか判断する知性も持ち合わせてないのか?」
「あなたみたいなひとがいるから風評被害は止まないんだよ。福島の人たちが苦しんでるのに、よくそんなこと言えるよな。」
「 あんたが人殺しだわ 作家かなんかしらねーけど、言葉選べ」
「まるで子供だ。一作家なら中坊が書いたような言い訳しか並んでない反省文みたいな文章よりもきちんとした謝罪文を出すのが筋だろ」
といったコメントが投稿される。
結果(その後もしくは現状)
アマゾンで販売している藤岡さんの新作『死龍』のレビュー欄にも「攻撃」が始まっており、、評価は最低の☆1つが並んでいる。
参考URL
- http://www.j-cast.com/2016/03/22262011.html?p=all
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