韓国中部を襲った史上最悪規模の水害をよそに、欧州研修に出掛けバッシングを浴びている道議の一人から、国民を動物に例える発言が飛び出し批判が殺到。炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
韓国・京郷新聞などの報道によると、野党・自由韓国党のキム・ハクチョル道議が、外遊を批判する世論と関連して、「セウォル号からしてそうだし、国民は異常で、私からしたら何というかレミングのような気がする。集団行動するげっ歯類がいるじゃないか」と話したという。
レミングはツンドラ地帯に生息する小型のげっ歯動物で、個体が増え過ぎると集団で海に飛び込む「集団自殺」の習性を持つと言われている。韓国では人々の盲目的な集団行動を否定的に例える際に引用されがちな動物というが、1980年には、当時の在韓米軍司令官がインタビューで「韓国人はレミングと同じで、新しい指導者が登場するとその人の下にどっと集まってくる」と発言して大きな波紋を呼んだことがあった。
今回のキム道議の発言について、非難の声が殺到し、ネット上では大炎上となっている。
情報拡散の経緯
水害をよそに欧州研修に出掛けバッシングを受ける。
このバッシングに対して、国民を動物に例えた発言が出る。
この発言が、SNSや掲示板、マスコミ等で大きく報道され、拡散。
批判コメントが殺到し、炎上騒ぎに。
ネット上の反応
「自分がレミングだとも分かってないんだな…」
「動物発言の専門家かよ?」
「これこそが自由韓国党の正体。国民を犬や豚だと思っていて、役人は国民の血を吸う悪徳な存在だ」
「正常な人に政治をしてもらいたい」
などといったコメントが投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
韓国ではこれまでも、国民を動物に例えた公職者の不適切発言がたびたび問題になってきた。2016年7月教育部の高官だったナ・ヒャンウク氏が報道機関との夕食の席で「民衆は犬や豚」発言して罷免処分に、今年4月には大統領選の安哲秀(アン・チョルス)氏陣営から、世論調査で対抗候補の支持率が高く出たことについて「人を対象とした世論調査ではなく、獣や犬、幽霊を対象としたものではないか」との指摘があり物議を醸していた。
参考URL
- http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170720/Recordchina_20170720058.html
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