南京事件扱った映画シーンを服の柄に、販売した米百貨店が炎上


米高級百貨店の通販サイトで、南京事件をテーマにした映画のシーンをプリント柄に使った商品を販売したところ、抗議が殺到し、炎上騒ぎとなってしまった事例である。


南京事件扱った映画シーンを服の柄に、販売した米百貨店が炎上

問題発生の経緯

米高級百貨店のノードストローム(Nordstrom)が自社の通販サイトで、旧日本軍による南京事件をテーマにした映画のシーンをプリント柄に使ったパーカを販売したところ、「不愉快だ」などと抗議が殺到し、2016年11月13日までに商品の取り下げに追い込まれた。

問題のパーカは『アンドレア・フーディー(Andrea Hoodie)』というブランドの『Happiness』レーベルから発売されたもの。

プリント柄に使用されたのは中国映画『南京!南京!(City of Life and Death)』からとった画像。その場面では、日本軍の兵士らが被害者の首をはねようとしている。
これに激怒した買い物客たちは、ノードストロームのFacebookページに「不愉快な服」などと失望や非難のメッセージを次々に投稿。
謝罪や通販サイトからの商品取り下げを求めた。

南京事件は旧日本軍が1937年に当時の中国の首都だった南京(Nanjing)を占領した際に、捕虜や一般人らに対して殺傷や性的暴行を行ったとされるもの。
中国側は6週間で30万人が死亡したと主張しているが、外国の著名な専門家らはその数はもっと少ないとの見解を示している。

情報拡散の経緯

南京事件扱った柄の服を販売。
この商品がSNS等で拡散される。
Facebookに批判コメントが殺到し、炎上騒ぎに。
その後、商品の削除、謝罪コメントが発表される。

加害者側(炎上させた側)の情報

これを受けて同社は声明で「この商品はウェブサイト上から削除しました。今後、同様の商品が販売されないように手続きを見直します」と明らかにした。

ネット上の反応

このニュースを受けて日本では、
「製作者は、どういう層が着ると思って作ったのだろうか」
「斬首しようとする絵面のパーカーなんて来たくない」
「商売センスがないですね」
「アメリカの言う自由って一体なんなんだ」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

日本では、南京事件はでっち上げだと主張する人も多く、南京事件に対しての批判コメントも多数投稿されている。

参考URL

  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161114-00000018-jij_afp-int