福岡県警や福岡市が取り組む性犯罪対策の内容に、「的外れ」などと批判が殺到。ネット上で、炎上騒ぎとなってしまった事例である。
問題発生の経緯
性犯罪を減らそうと、福岡県警や福岡市が取り組む啓発活動が物議を醸している。
『美男子警察官』なるキャラクターが同県警の性犯罪対策のウェブサイトに登場したのは2019年11月。「君を守りたい」とし「遠回りでも明るい道を選ぶんよ」「物音をたてて抵抗するんよ」と方言で諭す。さらに、SNSで防犯ブザー携帯、男物の洗濯物を干すことなどを助言。
2020年2月からは「見知らぬ人が自宅に来訪。応対する時に気を付けることは?」などのクイズキャンペーンも始めた。
このような取り組みに対して、ネット上で「女性に自衛を強いるのか」との声が上がり、前面に出た「美男子キャラ」にも批判が殺到。炎上騒ぎとなってしまった。
情報拡散の経緯
福岡県警が性犯罪対策を取り組む活動が開始。
その内容が、新聞やテレビで紹介。
さらに、SNSや掲示板等で拡散。
「的外れ」などと批判が殺到。
炎上騒ぎへと発展。
騒動を受けて、釈明する。
被害者側(炎上させられた側)の情報
県警は「路上犯罪対策で親しみやすいキャラをと考えて作ったが誤解された」と釈明した。
ネット上の反応
「イケメンなら女性が興味を持つという発想は偏見」
「女性に自衛の努力を強いるのか」
「まず加害者対策を」
「被害者に落ち度があるかのような誤ったメッセージになりかねない」
「性犯罪は女の問題だと思っている」
などといったコメントが多数投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
県性暴力根絶条例に基づく有識者会議は2020年3月12日、行政の啓発に配慮を求める内容の報告書をまとめた。
騒動を受けて、サイトに「悪いのは犯人!」などと加え、被害者を責めているわけではない点を強調した内容へと変更された。
参考URL
- https://www.nishinippon.co.jp/item/n/592824/
- https://www.asahi.com/articles/ASN285TZHN26TIPE025.html
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