ViVi、自民党とのネット広告で批判殺到


女性ファッション誌『ViVi』が、ウェブで展開している自民党の広告企画に対して批判が殺到。炎上騒ぎへと発展してしまった事例である。


ViVi、自民党とのネット広告で批判殺到

問題発生の経緯

広告企画は、袖に自民党のマスコットマークが入ったTシャツを着たモデルたちが「NEW GENERATION(新時代)」「わたしたちの時代がやってくる!権利平等、動物保護、文化共生。みんなはどんな世の中にしたい?」と呼びかけるもの。

モデルの背中には「お年寄りや外国人に親切な国でありますように」「いろんな文化が共生できる社会に」「自分らしくいられる世界にしたい」など、モデル自身が考えたというメッセージを英語でプリント。さらに「自分の想いをツイートすると、メッセージTシャツがもらえるよ!」として、ViViの公式TwitterやInstagramに投稿した読者計13人にTシャツをプレゼントするとしている。

参院選直前にファッション誌が政権与党とコラボするのは異例で、夫婦の老後資金として「約2000万円が必要」とした金融庁の試算に対する批判もあいまって、ViViの公式Twitterには批判コメントが殺到し炎上状態となっている。

情報拡散の経緯

自民党の広告企画が開始。
その内容が、SNS等で拡散。
批判コメントが殺到。
炎上騒ぎへと発展。

被害者側(炎上させられた側)の情報

講談社広報室は「読者の皆様から寄せられておりますご意見は、今後の編集活動に生かしてまいりたいと思います」とコメントし、予定通り6月21日までキャンペーンを続けるとしている。

ネット上の反応

「めちゃくちゃショックです」
「こんなの着せられるモデルさんたちも可哀想」
「自民党の機関誌になったのか」
「Tシャツより年金がほしい」
「編集部が終わってる」
「モデルの理想と自民党のやっていることが真逆」
などといったコメントが多数投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

ネット上ではさっそくこの広告企画を皮肉り、反権威的なメッセージがプリントされたTシャツを並べたパロディー企画も展開されている。

参考URL

  • https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190611/k00/00m/040/135000c