漫画雑誌コロコロコミックに掲載された漫画『やりすぎ!!! イタズラくん』で、モンゴルの英雄チンギスハンのおでこに下品な絵を描き、炎上騒ぎとなっている事例である。
問題発生の経緯
ちびっ子向け漫画雑誌『コロコロコミック』2018年3月号に掲載された漫画『やりすぎ!!! イタズラくん』(吉野あすみ先生)に、モンゴル帝国の初代皇帝であるチンギスハンが登場。
漫画のキャラクターがチンギスハンのおでこに下品な絵を描いて炎上した件で、コロコロコミックを発行している小学館が謝罪した。
モンゴルにおいてチンギスハンは英雄であり、事実、世界中の教科書に登場する実在の歴史的人物である。英雄視されているチンギスハンを侮辱されたと感じたモンゴル出身の元力士、朝青龍が激怒。インターネット上で炎上に発展。また横綱白鵬もブログに「残念ですね」と、遺憾の意を表した。
この漫画について在日モンゴル大使館が2018年2月23日、日本外務省に抗議。小学館側は同日、モンゴル・バッチジャルガル臨時代理大使と面会し、謝罪したという。
情報拡散の経緯
チンギスハンのおでこに下品な絵を描いた漫画が発売。
この絵が、SNSや掲示板等で拡散。
モンゴル国民が激怒。
この騒動を受けて、作者は自身の公式Twitterを非公開。
小学館は謝罪文を掲載する。
加害者側(炎上させた側)の情報
この騒動が発生して炎上しはじめた直後、すぐに吉野あすみ先生は自身の公式Twitterを非公開にした。
被害者側(炎上させられた側)の情報
小学館のコメント
「2月15日に発売致しました弊社月刊誌「コロコロコミック」3月号掲載の漫画『やりすぎ!!! イタズラくん』において、モンゴルの英雄であるチンギス・ハーンに関する不適切な表現があったことにより、モンゴル国国民の皆様をはじめチンギス・ハーンを敬愛する全ての方々にご不快の念を抱かせましたことを、深くお詫び申しあげます。今後はかかる事態を起こさないよう、モンゴルの歴史・文化に関する知見を深め、一層の配慮をして参る所存です。なお2月23日、同趣旨の謝罪文を、モンゴル国のダンバダルジャー・バッチジャルガル駐日臨時代理大使に直接お渡し致しましたので、あわせてご報告致します」
ネット上の反応
「今回の問題はもう日本国内の問題じゃなくなってる」
「一昔前なら、スルーされていたのかもね」
「作家は連載打ち切り、責任者は減給処分かな」
「ほかの偉人も同じような扱いしていたけど、それには何処の国からのクレームなかったんだけどね」
「読まない人にもすぐ伝わる情報社会の凄さ。怖さを痛感した」
などといったコメントが多数投稿されている。
結果(その後もしくは現状)
完全に沈黙状態の吉野あすみ先生の行為を「逃げている」と感じている人が多くおり、いまだに炎上が鎮火しないのである。
モンゴルの英雄チンギス・ハンに対し不適切な描写がある漫画が掲載された問題を受け、複数の書店チェーンが同誌の販売を中止しており、影響が拡散している。
参考URL
- http://news.nicovideo.jp/watch/nw3324757
- http://buzz-plus.com/article/2018/02/28/korokoro-genghis-khan-mangaka/
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