NHK『ガッテン！』が「糖尿病に睡眠薬を推奨」で大炎上

NHKの番組『ガッテン！』で、睡眠薬が糖尿病の治療や予防に効く？という特集が放送。その後、批判が殺到し、炎上騒ぎとなっている事例である。

問題発生の経緯

2017年2月22日の放送は糖尿病の最新事情として、睡眠薬を使って熟睡の時間を増やせば血糖値を下げられるとの見解を紹介。出演者が手にしていた睡眠薬のラベルが見える状態だったこともあり、放送直後からネットで炎上したのである。

医療系ライターも「番組を観ている最中から『これはヤバいぞ』と思っていたら、案の定、多くの医療関係者が同番組への批判をネット上で発信。画面に映っていた睡眠薬の処方を求める患者さんが現れるなど、医療現場への影響も出ていたようです」とコメント。

これにはNHKも無視するわけにはいかず、2017年2月27日には公式ホームページに謝罪文を掲載。さらに次回の放送では番組内でもお詫びと訂正を行うこととなった。

情報番組で睡眠薬が糖尿病の治療に効くと放送。
放送直後から、批判コメントが殺到。
SNSやネットニュースでも取り上げられ拡散。
炎上騒ぎへと発展。
その後、公式ホームページで謝罪する。

NHKでは今回の放送に至った原因が「ご出演して頂いた専門家ではなく番組にあります」とし、「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」などの行き過ぎた表現や短絡的な表記があったこと、「副作用の心配がなくなっている」という表現が不適切であったことなどを謝罪した。

「テレビなんて所詮そんなもんでしょ」
「しっかりと医学監修したうえで放送するべき」
「番組のチェックが甘くなっているのではないか」
「実際見たけど、素人目にもヤバいと思った」
といったコメントが投稿されている。

NHKでは2017年2月7日放送の『クローズアップ現代＋』にて、ネットで拡散する嘘のニュースである“フェイクニュース”を特集。
今回の『ガッテン！』がフェイクニュースと指摘されかねないほどに危うい内容だったことから、「自分のところがフェイクニュースじゃないか！」と指摘されている。