解剖用遺体と「ハイ、チーズ」?非常識すぎる医師たちに非難殺到!!


韓国の某大学病院で開かれた「解剖ワークショップ」で、医師たちがカダバー(cadaver:解剖用遺体)と記念写真を撮り、物議を醸している事例である。



問題発生の経緯

そもそも韓国では、カダバーの提供を受けた医大や大学病院が「感恩祭」という儀式を行い、献体してくれた故人の崇高な犠牲精神をたたえ、敬意を表している。
カダバー実習は、医療に携わる者としての品性を養い、故人に対する尊敬・感謝の気持ちを学ぶことを目的としたもので、現場の写真などは一切残さないのが暗黙のルールだ。

ところが、ワークショップに参加した5人の医師たちが、そのルールを破って手術着を着たままカダバーが見えるように記念撮影を行った挙げ句、写真をInstagramにアップしたのだ。

この投稿は、当然のごとく大炎上。韓国医師協会関係者は「あり得ないことが起きた」と激怒、元会長のジュ・スホ氏が自身のFacebookに謝罪文を掲載するなど、大騒ぎとなった。

韓国の死体解剖及び保存に関する法律では「死体を解剖したり、死体の全部または一部を標本として保存する場合は、丁重に扱い、礼儀を重んじなければならない」となっており、これに違反した場合、50万ウォン(約5万円)の罰金が科せられる。韓国医師協会は、今回の事件を中央倫理委員会に報告、写真の医師たちを厳しく処罰するとしている。

情報拡散の経緯

解剖ワークショップで遺体と記念写真を撮影。
この写真をInstagramに投稿。
さらに、この写真がSNSで拡散される。
批判コメントが殺到し、炎上。
医師協会が謝罪する事態に。

加害者側(炎上させた側)の情報

写真には「実に有意義だった……刺激にもなるし……」というキャプションと、「#カダバー」「#ワークショップ」「#足部」などのタグをつけて投稿をしていた。

ネット上の反応

韓国のネットでは、
「まずは人格教育から教えるべき」
「今後カダバーは医大生の中でも選抜すべき」
「ご遺体に対してあまりにも無礼。怒りを覚える」
「勉強だけが得意なサイコパス」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

財団法人「愛の臓器提供運動本部」によると、臓器提供の誓約をキャンセルしたいとの問い合わせが急増しており、韓国社会に大きな影響を与えている模様だ。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/12679134/
  • http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170208/Recordchina_20170208023.html