中高生専用SNS「ゴルスタ」が大炎上!


中高生専用SNS『ゴルスタ』が、利用する中高生に対して恐ろしいほどの管理体制を敷いており、まるで旧共産圏のようだと批判が殺到し、炎上している事例である。


中高生専用SNS「ゴルスタ」が大炎上!

問題発生の経緯

『ゴルスタ』は個別指導塾『森塾』などの運営で知られる総合教育会社スプリックスが2014年からサービスを開始した、中学生・高校生だけが利用できるスマートフォン用「中高生限定アプリ!」として始まった。チャットで相談し合ったり、写真や動画をアップできる。教育会社らしくイケメン講師による授業も受けられる。また、出会い系サイトとして利用されないよう細心の注意を配っていて、電話番号やメールアドレスの交換などは厳禁としている。

こうした性格のアプリのため、一般の人たちにはシステムや規約がどうなっているか知られることはなかった。しかし、このアプリでは、運営側とユーザーの間でおかしなやり取りが行われているのではないか、とネット上で話題になる。きっかけは2016年8月21日の『ゴルスタ』公式Twitterでのこんなツイートだった。

「ある元ユーザーがゴルスタの円滑な運営を妨害する行為を何度も行い、また限度を超す非常に悪質な手口であったため『威力業務妨害』で警察に通知します。加担した人間やツイート拡散に協力した人間の特定も行いました」

この文章が、少年少女たちを「全力で恫喝している」と話題になり、『ゴルスタ』はどんな運営をしているのかという詮索が始まった。すると、『ゴルスタ』では24時間体制で全ての投稿の監視が行われ、ユーザーもその監視に参加している。運営の悪口を書き込んだら即座にアカウントは凍結される。凍結された場合には「利用停止:無期限」の通知が来て、「反省文を送信する」に反省文を書き、それが認められれば復帰することができるということが分かった。

さらに、規約に驚きが広がった。入会する際に要求されるのが、同社や他社の広告を掲示するため必要な携帯端末や、ログ、cookie、そして保護者名義を含むクレジットカードなどの情報だ。アカウント凍結を解除する場合は学生証の画像を送らなければならないし、他社のSNS、例えばLINEやアプリのレビューなどに『ゴルスタ』運営の悪口を書いてはいけない。
違反が見つかった場合はユーザー名をTwitterで公開する。会員の中に中高生でない人が見つかった場合は警察当局に即座に通報する、などがある。

こうした事実が伝わると、ネットユーザーからは『ゴルスタ』公式Twitterに批判が殺到し、大炎上している。

情報拡散の経緯

中高生専用SNS『ゴルスタ』の公式Twitterが話題に。
それを受けて、ネット上でどんな運営をしているのかという詮索が開始。
恐ろしいほどの管理体制を敷いていることが分かる。
この情報がTwitterや掲示板で拡散。
公式Twitterに批判が殺到し、大炎上。

ネット上の反応

「北朝鮮か!」
「どこのカルトだよ!」
「クレジットカード情報とか犯罪利用以外考えられないんだが」
「中高生を食い物にしてる」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

中高生ではない大人がわざと『ゴルスタ』の会員になり、掲示板にワイセツな書き込みをするイヤガラセ行為も相次いだ。
そして、「自分は会員になってから6分でアカウントが凍結された」などという凍結自慢の競争も起こっている。
2016年8月27日21時現在、iOS・Androidともにストアからダウンロードできない状態となっている。

参考URL

  • http://www.j-cast.com/2016/08/26276213.html?p=all
  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000008-jct-soci
  • http://news.biglobe.ne.jp/topics/it/0828/48210.html