間違った中国国旗でリオ五輪を応援、女優ヤン・ミーをネットユーザー猛批判

2016年8月10日、中国の女優ヤン・ミー（楊冪）が中国版Twitterに掲載した国旗が間違っていたとして、ネットユーザーから猛批判を浴びている事例である。

問題発生の経緯

旧暦七夕の中華版バレンタインデーにあたる2016年8月8日、ヤン・ミーは中国版Twitterを更新し、世の恋人たちに祝福メッセージを発信。さらに、開催中のリオ五輪に出場する中国人選手が優秀な成績を収めるよう期待のメッセージとともに、中国の国旗を投稿した。

しかしこの国旗について、「間違っている」とネットユーザーが口々に指摘。その後、この投稿は2回続けて削除され、3回目にやっと正しい国旗が登場した。

なお、国旗の間違いについてはリオ五輪でも話題に。中国国旗のデザインは、左上部にある黄色の大きな星の右側に小さな4つの星が配置され、さらに小さな星の先端が大きな星の中心に向かっているのが正しい。しかしリオ五輪に登場したものは、小さい星が全部水平に配置されていたため、中国政府が抗議を申し入れている。

そういった背景があるだけに、国旗に敏感になっている一部ネットユーザーの厳しいチェックが入ったようだ。

女優ヤン・ミーが中国版Twitterを更新。
リオ五輪応援のために中国の国旗をネットに投稿。
間違えた国旗を投稿してしまい、3回目にやっと正しい国旗をアップ。
中国のネットユーザーからは「間違っている」と口々に指摘された。

ヤン・ミーのファンからは、
「3回もご苦労さま」
「大丈夫だよ。何がどう違うのか、私だって分からないし！（笑）」
「間違っても訂正すればいいことだ。彼女を責める意味が分からない」
といった同情の声が寄せられている。

日本では、リオ五輪の国旗の間違いについて
「中国製なんじゃないの？」
「中国人でも気づかないんじゃないのか？」
といったコメントが投稿されている。

リオ五輪の国旗について、在ブラジルの中国大使館は、作り直した国旗が完成し、2016年8月11日に各競技会場に配備されると明らかにした。