「国民はブタだ!」教育部高官が暴言連発!


日本の文部科学省に相当する韓国教育部の高位幹部が、「民衆は犬やブタだ」と発言して物議を醸している事例である。


「国民はブタだ!」教育部高官が暴言連発!

問題発生の経緯

教育部政策企画官のナ・ヒャンウク氏は2016年7月7日、日刊紙記者たちとの食事の席で身分制度の話題を持ち出し、「制度を強固にすべきだ。民衆は犬やブタと見て、メシが食えるようにさえしてやればいい」などと話した。
記者のひとりが「民衆とは誰を指すのか?」と聞くと、ナ氏は「国民の99%だ」と回答。引き続き「あなた自身は、どこに属していると思うのか?」と問われたナ氏は、「自分は上位1%になろうと努力する人間だ。どうせ平等なんてあり得ない。現実を認めるべきだ」と答えたという。

いわゆる政府関係者であるナ氏の発言に驚いた別の記者が、「政府は、社会的格差を減らす努力が必要だと、わかってくれていると思ったのに……」と失望感を示すと、それを聞いたナ氏はこう言い放ったという。「そもそも、みんなスタート地点が違うのに、どうやって格差を減らすんだ? 現実ってもんがあるんだよ」

実は「民衆は犬やブタだ」というのは映画に出てくるセリフだ。韓国上流社会の腐敗を描いた作品で、国内では観客動員数700万人を超える大ヒットを記録している。
ナ氏が民衆を蔑むセリフを用いたのも、無理はないかもしれない。彼は今年3月に局長へ昇進、1カ月の給与は約912万ウォン(約82万円)にも達する。韓国の最低賃金6,030ウォン(約550円)や平均月給を踏まえると、ナ氏は少なくとも上位10%以内には入る人間なのだ。

彼の発言が報道されてから、韓国ネットは大炎上している。

情報拡散の経緯

韓国教育部の高位幹部が、「民衆は犬やブタだ」と発言。
さらに、「どうせ平等なんてあり得ない。現実を認めるべきだ」とも。
彼の発言が報道されてから、韓国ネットは大炎上。
事態が深刻化すると、教育部はナ氏を罷免すると発表。
ナ氏自身涙ながらに謝罪。

被害者側(炎上させられた側)の情報

事態が深刻化すると、教育部は2016年7月12日に記者会見を開き、ナ氏を罷免すると発表。
ナ氏自身も「国民の皆さんに深い傷を与えてしまった。決して本心ではない」と涙ながらに謝罪した。

ネット上の反応

韓国では、
「こういう考えを持つ人間は映画の中だけに存在すると思ったけど、まさか本当にいたとは……」
「仮に俺らが犬やブタだとしよう。お前らは俺らの税金で暮らしている寄生虫じゃねーかよ」
「教育部じゃなく、家畜部にすれば?」
「罷免するべき」
といった批判が相次ぐ。

結果(その後もしくは現状)

ニューヨーク・タイムズも、「韓国の教育部ホームページが犬・豚小屋になった」と、この騒動について報道した。

参考URL

  • http://tocana.jp/2016/07/post_10421_entry.html