英与党党首選、レッドソム候補の「母親」発言が波紋


キャメロン英首相の辞任表明に伴う党首選で、決選投票に進んだ女性2人のうち、レッドソム・エネルギー担当閣外相が、母親である自分のほうが英国の未来に対する関わりが大きいと発言したと報道され、批判が相次いでいる事例である。


英与党党首選、レッドソム候補の「母親」発言が波紋

問題発生の経緯

批判の高まりを受け、レッドソム閣外相は子供のいないメイ内相に謝罪したことを明らかにし、「傷付けたとしたら非常に申し訳なく思っていること、また、私自身の発言や考えとはまったく違う記事だったことをメイ内相に伝えた」と2016年7月11日付のデーリー・テレグラフ紙に述べた。

レッドソム氏は2016年7月9日付の英タイムズ紙インタビューで「彼女が子供のいないことを悲しむだろうから、それを論点にしたくない」とする一方で、「母親であるということは、この国の未来に対して実際に目に見える利害関係をもつことを意味する」と語った。

これに対し、多くの保守党議員やメイ内相の支持勢力が反発。「卑劣だ」「対立を招く」「侮辱的」などと非難を浴びせた。

情報拡散の経緯

イギリスの与党党首選で、レッドソム候補の発言が波紋を広げている。
母親である自身が英国の未来対する関わりが大きいと発言。
批判の高まりを受け、子供のいないメイ内相に謝罪したことを明らかにした。

被害者側(炎上させられた側)の情報

レッドソム氏はタイムズ紙の記事を批判し、「誰もが等しくわれわれの社会やわが国の未来に関わりをもつと明確にしたい」と声明を出した。これに対し、タイムズ紙はレッドソム氏にインタビューした録音音声を公開し、ラジオやテレビのニュース番組がこぞって音声を流した。

ネット上の反応

日本では、
「メイが勝つだろうね。」
「軽率なうっかり発言が原因で落ち目になるのは、日本の政治家だけじゃなかったんだな。」
「なんか、やな女」
「海外は女性党首が多いなぁ」
といったコメントが投稿されている。

結果(その後もしくは現状)

タイムズ紙の姉妹紙であるサンデー・タイムズ紙は、レッドソム氏が党首に選出された場合、「最大20人」の議員が離党する構えであると伝えている。

参考URL

  • http://news.livedoor.com/article/detail/11750975/
  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160711-00000061-reut-eurp